(1)関東大学1部リーグ戦開幕直前 新副将インタビュー

2025.04.02

 4月5日から開幕する第99回関東大学1部リーグ戦(リーグ戦)。昨年度圧倒的な強さで無敗優勝を果たした明大。新たに池上寿之氏を監督に迎え、新主将に島野怜(法4=仙台育英)が就任した。開幕戦は5日、昇格組の日体大。連覇への道のりが始まる。

 今回は新副将のDF大野海翔(商4=浦和レッズユース)へのインタビュー記事をお届けします。

――チームの状態はいかがですか。
 「圧倒的に勝って日本一になることが自分たちの追い求めている場所なので、そういう部分ではまだ足りないなと感じています。もっと一人一人がやれることも多いですし、チームとしても上を目指さなくてはいけないと思うので、そういう面でもっとやれるなと思います」

――ご自身以外の幹部の印象を教えてください。
 「リーダーはプレーで引っ張る人と声で引っ張る人の2種類いると思っていて、怜(島野・法4=仙台育英)はプレーで表現できることが一番特徴だと思います。明大の大事にしている三原則と明大の4年生としての象徴を見せてくれるという印象です。藤井(陽登・営4=矢板中央)は優しさがあるので、下級生を巻き込んでいくというのは自分や怜よりもできるのかなと思います」

――下級生についてお聞かせください。
 「天皇杯予選(東京都サッカートーナメント)で2年生が誰も入っていない現状を考えた時に、自分たちでもいろいろなことに気づけると思うので、それに対しての行動がまだまだ足りないなという感じです。一生懸命やるのは当たり前で、学年が上がった中で、自分がもっと良くなるためにどうすればいいのかを考えて行動すればおのずと結果もついてくると思います」

――チーム、また個人での目標を教えてください。
 「チームとしては、去年先輩たちがつくってくれた無敗記録を続けることと、日本一のタイトルをもう一回取るということです。個人としては、明治のS Bは日本一と栗田さんに散々言われてきたので、そこを追い求めていきたいです」

――新監督の印象をお聞かせください。
 「栗田さん(大輔前監督)と比べると、サッカーのやり方も接し方も少し今どきのような感じです。今まで栗田さんが積み重ねてきてくれたものにさらに上積みしてくれます」

――トップチームとセカンドチームの現状をお聞かせください。
 「大学サッカーのために明大が日本一になって引っ張る存在にならなくてはいけないという状況で、現状のトップを見るとまだ日本一の環境がつくれていないと思います。セカンドは下級生が多くて、新しい1年生が入ってきた中で、がむしゃらさや上に上がってやろうという気持ちが練習の時から出ていると思います。そういう気持ちの部分ではセカンドが良くて、その中でもっと技術やフィジカルの部分がついてきたらもっと良くなるかなと思います」

――期待している選手を教えてください。
 「2年生全員に期待しています。現在のベンチに入っていない、うまくいっていない状況の中、自分たちで気づいて努力することできっとこれからのチームの力になると思います」

――リーグ戦への意気込みをお願いします。
 「他の11チームは去年無敗で明大が優勝したことを意識して、明大を倒すことを目標にやってくると思います。そこで受け身になるのではなく、自分たちの記録に対してチャレンジしていくことを意識していきたいです。先輩がつないでくれた無敗記録を続けるチャンスが自分たちの目の前にあるので、そこをしっかり一つ一つ目の前の試合に勝ってやっていきたいです」

――ありがとうございました。

[藤原茉央]

◆大野海翔(おおの・かける)商4、浦和レッズユース、175センチ・71キロ