
(161)中央大学記録会事後インタビュー④/室田安寿、堀颯介
明大からは、新入生を含め10名が各々の目標を定めて挑んだTACHIHI presents 中央大学記録会。レースを終えた選手の声をお届けする。
第4回は室田安寿駅伝主将(情コミ3=宮崎日大)、堀颯介(商3=仙台育英)です。
室田
3組11着 29分59秒47
——レースを振り返っていかがでしたか。
「前半は先頭の方で攻めていましたが、後半ズルズルいってしまった部分が反省かなと思います」
——レースプランはいかがでしたか。
「ペースメーカーについて、後半7000メートルからどこまで上げられるかというのを想定しながらやっていました。ですが、4000メートル近くでだいぶ苦しくなってしまったので、切り替えて自分のペースで押していこうという感じでいきました」
——昨日のレースで良かった点はありますか。
「5000メートルまで死に物狂いでついていくというよりは、もう4000メートルで状態を把握して、自分のペースに切り替えて押していくことができたのは良かったかなと思います」
——立川シティハーフマラソン(立川ハーフ)、新潟ハーフマラソン(新潟ハーフ)、中央大学記録会と連戦が続いていますが、これらの大会に出場している意図を教えてください。
「今出場しているレースというのは、SNSにも載っているように練習の一環です。あくまで自分たちが目指す大会は全日本大学駅伝予選会(全日本予選)なので、それに向けて今の状態や力を確認するという意味合いで出ています。立川ハーフ、新潟ハーフは、冬季期間の合宿の成果の確認がメインでした。今後のレースも記録を狙うというよりは、あくまでも全日本予選に向けたレースという感じになると思います」
——副キャプテンの堀選手、山本樹選手(営3=専大松戸)とはどのようなコミュニケーションを取っていますか。
「チームをうまく動かすために、堀や樹に協力してもらっているという感じです。堀とは、昨日のレースで他大学との差が目に見えてはっきりしたという部分で危機感を覚えていて『より俺らが中心となってやっていかないといけない』という話は交わしました。樹に関してはケガもあって、まだ徐々に練習を継続してというかたちなので、慌てず全日本予選に合わせろよ、という感覚でコミュニケーションを取っています」
——今後の目標を教えてください。
「チームとしては箱根駅伝(箱根)シード権獲得と、全日本大学駅伝出場を掲げてやっています。そこに向けて、主将としては組織作りが大事かなと考えているので、そこを中心に取り組み、それを競技力につなげていければいいなと思っています。まずは組織として強くなれるように徹底していきたいと思っています」
――ありがとうございました。

堀
4組10着 29分32秒42
——コンディションはいかがでしたか。
「練習もいい感じにできていて、自己ベストを出す準備がしっかりできていました。環境的にも気温もちょうど良かったですし、自己ベストを狙えるレースだったのかなと思います」
——レースプランや目標はどのように考えていましたか。
「目標は28分30秒で、(5000メートルを)14分10~15のペースということだったので、そこはしっかり余裕もってついていって、後半はどこまで粘れるか、というプランでした」
――実際の走りを振り返っていかがですか。
「5000メートルまではしっかりついていけましたが、その後耐えることができませんでした。昨年度から同じようなレースが続いているので、そこは直さないといけないと思います」
——新プロジェクトが立ち上がっていますが、現段階で変化を感じる部分はありますか。
「箱根に出られなかった中でプロジェクトが立ち上がったので、自分たちもやらなきゃいけないなという気持ちにもなりました。ラストイヤーにもなるので、しっかり大学に恩返しして終わりたいと思っています」
——新チームの雰囲気はいかがですか。
「下級生にすごく元気があって、練習も積極的に取り組んでいる印象です。下からの刺激を受けているので、上級生はしっかり頑張らないといけないなとも思います。自分たちの代がしっかり走らないとチームはついてこないと思うので、そういう責任も感じながら生活をしています」
——4年生の皆さんで「どのようなチームにしていきたい」などのお話しはされていますか。
「ここ数年悪い流れが続いていて、この一年でその全てを良くすることは無理だと思っています。チームが良くなるきっかけを、この一年で作れたらいいなという部分は話し合っています」
——その中で、堀選手はどのような役割を果たしたいと考えていますか。
「まずは副キャプテンとしての役職・責任を全うするのは当然ですし、やはり上級生として走りで示したいなとは思っています。今の段階ではそれが全然できていないので、これから切り替えてやっていきたいです」
——次に照準を合わせる大会を教えてください。
「上半期で一番重要になってくるのは全日本予選なので、そこに向けてはしっかりやっていくつもりです。その中で東京六大学対校大会が2週間後にあるので、そこで自己ベストを出して流れをつくりたいなと思います」
——今後の意気込みをお願いします。
「ラストイヤーでもありますし、やはり駅伝で結果を出すのが一番の恩返しだと思うので、そこに向けてチームの柱となれるように頑張ります」
――ありがとうございました。
[春田麻衣、安田賢司]
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