
(160)中央大学記録会事後インタビュー③/井上史流、土田隼司、桶田悠生
明大からは、新入生を含め10名が各々の目標を定めて挑んだTACHIHI presents 中央大学記録会。レースを終えた選手の声をお届けする。
第3回は井上史琉(政経1=世羅)、土田隼司(商1=城西大城西)、桶田悠生(新入生・八千代松陰)です。
井上
2組2着 29分34秒94
——今回のレースでの目標はありましたか。
「目標は29分10秒で、最低限自己ベストを更新しようと思って走りました」
——気象条件はいかがでしたか。
「ほぼ風もなくて、コンディションはすごく良かったです」
——レースを振り返って、良かった点や反省点はありましたか。
「7000メートルぐらいまで先頭について走ることができたのは良かったですが、序盤の走るポジションが少し後ろすぎたので、前に行くために足をだいぶ使ってしまって。ラスト3000メートル、先頭から離れて一人になってからペースを上げきれずに終わってしまいました」
——2週間前の立川シティハーフマラソン(立川ハーフ)から改善したことはありますか。
「立川ハ―フは1週間前の調整で疲労を抜きすぎてしまったので、今回は調整の期間で練習の強度を落としすぎることなく、ある程度普通にジョグをしてこの大会に臨みました。その結果最低限自己ベストを更新できたことは、改善できた点だと思います」
——今後出場予定のレースはありますか。
「2週間後に東京六大学対校陸上競技大会(六大学対校)の5000メートルに出場するので、そこでは13分台を狙っていきます」
——新体制が始まり、新入生も練習に参加していますが、チームの雰囲気はいかがですか。
「桶田(悠生・八千代松陰)や岩佐(太陽・鳥栖工)など、新入生がすごく強いので、負けないように練習を頑張っていこうと思います」
——次戦に向けて意気込みをお願いします。
「しっかりと調整して、13分台を出せるように頑張ります」
——ありがとうございました。

土田
2組7着 29分59秒89
——レースを振り返っていかがでしたか
「1万メートルを走る実力が足りないと痛感するレースでした」
——レースプランはどのように考えていましたか。
「ペーサーが14分35秒で、1周70秒ペースだったのでそこについて、2組目全体の目標タイムだった29分10秒を個人的にも目標としていました」
——今回の反省点と良かった点を教えてください。
「2週間前にハーフマラソンを走っていた時は結構走ることができていましたが、そこからトラックレースへの移行がうまくできていなかったと感じました。良かった点は特にありません」
——4月1日から本格的に新体制がスタートしますが、チームとして既に変わった点はありますか。
「監督が変わったということで、練習メニューだったり、練習前の動き作りだったりという内容が大きく変わりました。ロングも入ったり、ポイント練習の中身もだいぶ今までとは変わってきていると感じます」
——今後出場される大会の予定を教えてください
「今のところは六大学対校の5000メートルが決まっています。それ以降の記録会はまだわかりませんが、全日本大学駅伝予選会(全日本予選)に照準を合わせていこうと考えています」
——目標と意気込みを教えてください
「関東学生対校選手権(関東インカレ)や全日本大学駅伝予選会(全日本予選)などの公式戦で出る機会があれば、しっかりと明治大学の代表という自覚を持って、もっと他大学と競い合えるような力を付けていきたいと思います」
——ありがとうございました。

桶田
3組7着 29分27秒84 初
——今回のレースはどのような目的で出場しましたか。
「5月に全日本予選があるので、まず一度1万メートルを経験することを目的に走りました」
——初の1万メートルでしたが、どのようなレースプランを立てて臨みましたか。
「ペースメーカーがいたので、そこについていってタイムを出すつもりでしたが、5000メートル付近でペースメーカーが離れた時に一気にペースが落ちてしまったので、目標はそこまで達成できませんでした」
——ペースメーカーが外れた後は、集団の先頭に出てペースを上げる場面も見られました。
「記録会ということで、順位よりはタイムを出したかったので自分がペースを上げましたが、あまりうまくいかず、少しもったいないレースでした」
——29分27秒というタイムは、自身でどう評価していますか。
「悔しさが10割です。目標タイムは29分ちょうどでしたが全く届かず、自分の立ち位置を知りました」
——今回のレースで見つかった、良かった点と今後の課題を教えてください。
「良かった点は、初めての1万メートルでしたが、そこまで苦手意識は芽生えなかったことです。慣れていないペースの上げ下げで力を使ってしまったことは課題です」
——今回のレースで学んだことや、これから生かしていきたいことはありますか。
「1万メートルは基本のペースがそこまで早くない分、急なペースアップがあるので、その対応をこれから意識して練習しないと、全日本予選でうまく走れないと感じました」
——具体的に取り入れたい練習はありますか。
「ペースを上げる練習や流しで基礎のスピードをまず磨いて、強い選手に対応できる力をつけていきたいです」
——チームの姿勢や雰囲気はいかがですか。
「先輩は優しい方ばかりなので、人間関係では全く苦労していません。また、学年間で雰囲気の違いもないので(全学年が)『主力として戦おう』という気持ちになれるチームだと思います」
——新入生の中で特に強いと思う選手はいますか。
「岩佐(太陽・鳥栖工業)は先輩たちと遜色ないほど練習ができるので、試合に出た時には戦える選手だと思います。また、阿部(宥人・西武台千葉)は全国高校駅伝の1区で活躍した選手でとても真面目でもあるので、力を発揮するのではないかと思います」
——ムードメーカーはどなたですか。
「小川(心徠・学法石川)です。コミュニケーション能力が高くて、同級生ともすぐに話せる人なので、雰囲気を良くしてもらっています」
——六大学対校への意気込みをお願いします。
「5000メートルに出場します。おそらくオープン選手として出ることになりますが、対校に選ばれた他大の選手にも勝って、14分を切るタイムでゴールできればと思います」
——ありがとうございました。
[橋場涼斗、安田賢司]
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