
(155)日本選手権・20キロ競歩事後インタビュー②/櫻井建太、小迫彩斗、向井優太郎
世界新記録が出るなどハイレベルな争いが繰り広げられた日本選手権・20キロ競歩。明大からは5人の選手が出場し、各々が今年度のスタートを切った。今回はレース後の選手の声をお届けする。
第2回は櫻井建太(法2=星稜)、小迫彩斗(文1=倉敷)、向井優太郎(商1=我孫子)のインタビューです。
櫻井
27位 1時間25分49秒 自己ベスト
――振り返っていかがですか。
「約1年間うまくいかないレースが続いていたのですが、ひとまず自信をつけられるような内容のレースができたので、その点は良かったです」
――今大会の位置づけを教えてください。
「ケガ明けということもあったので、まずは緊張感のある場所で自分の課題である歩型面がどこまで審判に通用するかを確認することが一番優先度としては高かったです」
――レースプランはどのようなものを想定していましたか。
「ケガ明けなので突っ込んでしまったら潰れてしまうので、4分20秒前後で押していけたらなという形です」
――収穫と課題を教えてください。
「ひとまず警告と、膝でいつも取られていたのが1枚の注意も出なかったので、その点はまず良かったです。単純にタイムとしても自己ベストを1分以上更新できたので、その点はすごく自信になりました」
――今後に向けた目標と意気込みをお願いします。
「明大の競歩部門は自分の代も先輩、後輩も強い子がたくさんいて、割って入るのはなかなか大変ですが、しっかりとそこに絡んでいけるように頑張っていきますので応援よろしくお願いします」

小迫
49位 1時間31分01秒
――今大会を振り返っていかがですか。
「今回の試合はケガ明け1週間くらいだったので全然練習できていなくて、とりあえず出て、競技に対するモチベーションを担保しよう、刺激を受けようと思い出ました」
――結果はいかがでしたか。
「ラスト3キロくらいでペナルティに入ってしまって2分待機という形になりました。ケガをしていてずっと練習できていなかったので、全然体力が持たず、最後2キロくらいは足がつりそうというか痙攣しそうで、とりあえず失格せずに歩き切りました。タイムは全然良くなくて6、7分くらい自己ベストより遅かったです」
――収穫はありましたか。
「今回の収穫は周りの選手がすごく速かったので、来月に全日本競歩能美大会(能美競歩)があるので、それまでにしっかり歩きこんで自己ベストを出せるようにしたいです。また、最近モチベーションが下がっていたので、刺激をもらえて頑張ろうという気持ちになりました」
――今年度の意気込みを教えてください。
「大学の枠は3枠なのですが、関東学生対校選手権(関東インカレ)、日本学生対校選手権でその枠に入って明大の順位に貢献できるようにしたいなと思います」

向井
DNF
――棄権のタイミングを教えてください。
「もう右足に力が入らなくなってしまって、このまま続けてもタイムも出ず体も危ないので、16キロぐらいで止めました。前回無理をしてしまったので、今回は無理しないつもりでいました」
――昨年度と違い、今年度は20キロに出場してみて何か違いはありますか。
「次元が違うなと思います。高校生の時は割と上位の方で競技させてもらっていましたが、もう20キロとなると大学生だけではなく社会人も一緒なので、周回遅れも当たり前ですね。身近でトップ選手のスピードを感じられました。1万キロぐらいまでは練習量が少なくてもスピードでごまかしは効きますが、やはり基本的な練習量が取れてないと、20キロはちゃんと歩けないなと感じました」
――目標は何かありましたか。
「ケガ明けだったので、失格しないことが目標でした。結局完歩できず、20キロのタイムが今のところないので、経験不足のままユニバーシアードの選考は怖いですね。目標としてはとりあえず能美競歩でユニバーシアードの日本代表を狙うのと、競走部としては関東インカレの時に競歩で点数を取りたいです」
――最後に意気込みをお願いします。
「今回はボロボロだったのですが、もう1回返り咲けるようにしっかり準備するので、応援よろしくお願いします」
――ありがとうございました。
[加藤菜々香、熊谷実夏]
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