
(22)全日本選手権(ダブルスの部)優勝事後インタビュー 飯村悠太×木方圭介
1月30日から2月2日にかけて、全日本選手権(ダブルスの部)(全日本)が行われた。本大会では、飯村悠太(商2=野田学園)・木方圭介(政経1=野田学園)組が優勝。明大としては2022年の宇田幸矢(令6商卒・現協和キリン)・戸上隼輔(令6体育会卓球部卒・現井村屋グループ)組以来となる快挙達成となった。今回は、日本一の称号を手にした2人にインタビューを行った。
(この取材は2月11日に行われたものです)
――全日本を振り返って率直な気持ちを教えてください。
木方(以下、木):全日本選手権のダブルスで優勝できるとは思ってなかったんですけど、優勝することができて素直にうれしいです。
飯村(以下、飯):自分も優勝できるとは思ってなかったんですけど、自分たちのプレーがしっかりできて優勝することができたので良かったです。
――全日本に向けて準備してきたことを教えてください。
木:悠太さんはシングルスが前の週にあったので、あまり(ダブルスの)練習自体はできてなかったんですけど、髙山(幸信)監督とも話して、やることをしっかり考えて試合に臨めたのが良かったかなと思います。
飯:ダブルスの練習をする時間は短かったんですけど、自分たちが試合でやるパターンとかを細かくちょっとですけど練習できたので良かったかなと思います。
――5回戦までを振り返っていかがですか。
木:1、2回戦はしっかり自分たちのプレーができれば勝てる相手だと思ってたので良かったです。3回戦目からは相手がシード選手で強いところとやることになっていたので、しっかり自分たちから積極的に攻めるっていうことを意識して試合に入れたので、3回戦から4回戦、5回戦は自分たちから積極的にできたのが良かったかなと思います。
飯:1、2回戦は普通に自分たちのプレーができれば勝てるなと思っていて、3回戦目ぐらいからは競るとは思ってたんですけど、自分たちの出来が思ったより良くて、その流れのまま最後までいけたので良かったかなと思います。
――準決勝の相手は秋季関東学生1部リーグ戦(秋リーグ)でも対戦した日大のペアでした。振り返っていかがですか。
木:日大のペアは去年全日本で優勝していて、秋リーグの時は正直出来過ぎで勝った感じだったので、実力的には全然あっちの方が上だと思っていました。しっかり自分たちから積極的に攻めていこうっていうのをまず考えていて(ゲームカウント)0―2だったんですけど、自分たちがやってたことはあまり悪くなかったので、そこからしっかり諦めずに最後まで戦えたのが良かったかなと思います。
飯:あっちの方が格上だと思ってたので、自分たちから積極的に攻めて勝ちたいっていう気持ちで試合に臨みました。前半の1、2ゲームは自分たちのプレーは悪くなくて、あっちのプレーが良くて取られたので、3ゲーム目からは自分たちのできることをやって5ゲーム目までいけたので良かったです。
――決勝戦は野田学園高の後輩ペアとの対決でした。試合前の心境はいかがでしたか。
木:少し嫌だなとは思ってたんですけど、せっかく後輩とできるので素直に楽しみだなとは思っていました。
飯:自分は別に嫌とは思わなかったんですけど、自分も楽しみだなと思って試合してました。
――第1ゲームは相手に奪われる形となりましたが、振り返っていかがですか。
木:相手が攻めてくることは分かってたんですけど、自分たちの凡ミスが結構多くて、1ゲーム目は取られてもしょうがないゲームだったかなって思います。
飯:自分も1ゲームはほぼ入らなかったので、第2ゲームから切り替えてやろうかなと思ってました。
――第2ゲーム以降からミスも減っていった印象です。相手の球筋や戦術が見えてきた感じでしょうか。
木:(相手ペアと)練習したこともあるので、ちゃんと1ゲーム目の修正をしっかり考えて、まず凡ミスをしないようにすることを考えました。第2ゲーム入ってそれがうまくいったかなと思います。
飯:(相手ペアとは)結構やり慣れてて、取れない球とかはもう多分ほぼないので、1ゲームみたいに変なミスがなかったら大丈夫かなって感じでいけました。
――優勝を決めた瞬間の心境を教えてください。
木:10―6で少し点数が離れていて、決めれたらいいなぐらいで打ったらちゃんと決めれたので、そこは良かったかなと思います。優勝できるとは思ってなかったので、後輩に負けなくて良かったです。
飯:最後の一本は自分も予想してないぐらい、えぐい球入ったなみたいな感じで終わったのでちょっとびっくりしましたね(笑)。
――改めて『全日本選手権優勝』という結果について振り返っていかがですか。
木:全日本選手権優勝っていうのはやっぱりすごいことだと思うので、それを達成できたのはとてもうれしいと思います。ですが絶対優勝できるような実力はまだないと思うので、これからもっと強くなっていきたいなって思いました。
飯:自分も優勝できると思ってなくて、優勝できたので良かったかなと思いますし、来年も勝てるように自分たちはもっと力をつけていかないといけないなとは思いました。
――全日本で2024年度の活動は終わりとなりましたが、1年間を総括してみていかがですか。
木:リーグ戦やシングルスの試合も自分はあまり勝てなくて、団体戦でもリーグ戦やインカレでも優勝できなくて悔しい思いをしたシーズンだったかなって思います。でも、最後の最後に全日本選手権で優勝することができたので、それを来年につなげられたらいいなって思います。
飯:自分もリーグ戦とかインカレとかでチームが優勝できなかったり、シングルスの試合で結果を残せなかったりっていう苦しい中で、最後に優勝できたのはまだ良かったかなと思います。
――今年度で一番成長したと思う点を教えてください。
木:高校生の時よりは、大学に入って少しは粘り強くなったかなと思います。
飯:技術も少しずつ上がってきてて、試合中の気持ちの持ち方とかが変わって、良くなったと思います。
――来年度に向けて意気込みをお願いします。
木:今年度はリーグ戦で優勝できなかったので、来年度はリーグ戦で自分がしっかり2点取って、チームの優勝に貢献できるように頑張っていきたいなって思います。
飯:去年は団体戦で一つも優勝できなかったので、いつも『グランドスラム』っていう目標を掲げてるんですけど、来年度はグランドスラムを目指してやっていきたいと思います。
――ありがとうございました。
[晴山赳生]
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