
(100)全国大学選手権・帝京大戦試合後インタビュー 福田大晟「後輩は一日一日を大事にしてほしい」
全国大学選手権(選手権)・帝京大戦後、福田大晟(商4=中部大春日丘)選手にインタビューを行いました。(この取材は1月9日に行われました)
――準決勝から1週間が経ちましたが、今振り返るといかがですか。
「悔しい気持ちは今もあるんですけど、でも負けてしまったことは仕方がないので。これからもラグビーは続けるのでこの悔しさをバネに頑張りたいなと思います」
――試合が終わった瞬間はどのようなことを考えていましたか。
「終わった瞬間は本当に『悔しい』の一言で。本当にみんなとはもうラグビーできないんだなっていうのを実感しました」
――前半スコアを振り返っていかがですか。
「最初の入りもあまり良くなかったんですけど、しっかりその場に慣れて、明治のディフェンスとアタックができていたと思います。練習通りのことができていたと思うので、それがすごく良くて前半の結果につながったと思います」
――想定と違った部分はなかったですか。
「プレッシャーがあるっていうのは分かっていたので、ジュニア(関東大学ジュニア選手権)はそれを体現してくれていました。実際に試合でもかなりプレッシャーはあったんですけど、自分たちのラグビーはできたかなと思います」
――ハーフタイム中にはどのようなことを話されましたか。
「始めの入りの部分も大事だと思うので、3点でも自分たちがスコアするっていうのは意識にありました」
――後半は帝京大ペースでスタートしましたが、その要因はありますか。
「やっぱりオフザボールの部分が少し劣っていたかなと思っていて。ボールの寄りやったり、ボールを持っていないときの動きが帝京さんの方が上やったなと思います」
――前半と後半で違った部分はどこですか。
「ミスはあまりなかったと思うんですけど、コミュニケーションのずれもあったなという気持ちがあります」
――交代されてからはどのように試合を見ていましたか。
「点差的に結構厳しいっていうことは自分の中で正直思っていて。でも最後、大士郎(木戸主将・文4=常翔学園)と貫太郎(田島・政経4=東福岡)が明治のプライドとしてしっかりトライを取ってきてくれて、それはうれしかったです。時間が結構迫ってきている中で、勝ちたい気持ちもあったけど、点差も厳しかったので(木戸選手と田島貫選手のトライは)うれしかったですけど悔しい気持ちもありました」
――個人的なプレーで良かった点、悪かった点を教えてください。
「アタックの部分で、キックを織り交ぜながらアタックをしていたんですけど、狙った通りに、練習通りにできたことは自分の中で良かったなと思います。悪い部分は、後半の入りの部分で自分はタックルミスも多かったので、そこは本当にフランカーとしてもっと鍛えないといけないなと思いました」
――試合終了後、リーダー陣に掛けた言葉はありますか。
「『ありがとう』って。本当にその一言やって思って、その気持ちを伝えて終わりました」
――掛けられた言葉で印象に残っている言葉はありますか。
「印象に残っている言葉はないですけど、後輩たちもすごく泣いていて。本当に僕たちの代ですごく頑張ってくれたんやろうなていうのはすごく感じました」
――後輩たちに伝えたいメッセージはありますか。
「学年が上がっていくごとに、1年の長さは短く感じてくると思うので、感覚的に。その中で一日一日大事にしてほしいなと思います」
――ありがとうございました。
[森口絵美理]
◆福田 大晟(ふくだ・たいせい)商4、中部大春日丘高、173センチ・96キロ
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