
(97)全国大学選手権・帝京大戦 木戸大士郎主将・神鳥裕之監督 試合後記者会見
全国大学選手権(選手権)・帝京大戦の試合終了後に行われた、木戸大士郎主将(文4=常翔学園)と神鳥裕之監督(平9営卒)の記者会見の様子をお送りします。
――今日の試合を振り返って一言お願いします。
神鳥監督(以下、神):今日はどうもありがとうございました。新年が明けて国立(競技場)でプレーできたこと皆さんに感謝したいと思います。結果は本当に「悔しい」の一言です。このチームは一つ一つ勝ち上がって、成長を重ねてきまして、あともう一つ、このチームの成長を見たかったなというのが率直な思いです。セットプレーやフィジカルのところでもしっかり戦えて、後半に向けて手応えもあったんですけれども、なかなか自分たちの時間を取り戻すのに時間がかかってしまったところが悔しいところです。ですが、ここまでやってきた選手たち、学生たちを本当に誇りに思いますし、この悔しい思いは下級生以下がしっかりとつないで、来年こそはという思いで頑張っていきたいと思います。今日はどうもありがとうございました
木戸主将(以下、木):本日はありがとうございました。今まで僕たちに関わってくださった関係者の皆様にまずは感謝を伝えたいです。そうですね、言葉が出ないですね。もうほんまに悔しい。もう1試合やって勝ちたかったですね。本当に言葉が出ないです。何を言ったらいいか分からないですけど、来年、再来年とまた明治のラグビー部は続いていくので、まだまだ応援よろしくお願いします。本日はありがとうございました
――今日の試合のゲームプランはどのようなものでしたか。
神:もうここまで来れば、特別なプレーというよりかは、本当に力と力をしっかりぶつけ合うような『真っ向勝負』というテーマで自分たちは望みました。当然相手も必死になってやってくることは分かってましたけれども、そこにひるまず選手たちは戦ってくれたなというふうに思っています。前半はそういった意味では、多少取られたトライというのは少しアクシデント的なところもあったので、そこはあまり気にさせずに、自分たちのやろうとしていることを遂行させたという意味では、うまくやれたかなというふうに思います。後半はそういったところで、最初の立ち上がりから20分25分ぐらいまでの時間帯というのが悔やまれるところです
――帝京大のディフェンスはいかがでしたか。
木:試合前から帝京のディフェンスは厚いっていうことは対抗戦(関東大学対抗戦)の時から分かっていたので、そこでキックを有効的に使っていこうっていうところで、チェイスのところでエラーが起きたところで取られてしまったというのがありました
――後半立て続けにトライを取られてしまった原因を教えてください。
木:試合前から細かい部分にこだわっていこうっていうところだったんですけど、練習でやっていた細かい部分のエラー、横と喋ることであったり、誰がどこのポジションに立ってるか、そういうコミュニケーションエラーが出てしまって(トライを)取られたっていう形になってしまったかなと思います
神:今(木戸が)話したように、キックチェイスの部分で準備していた通りのポジショニングができていなかったりとか、ゲーム展開の中で練習通りの動きがちょっとできない部分が、そういうほころびを帝京大学さんがしっかり突いてきたっていうところも要因としてはあったと思いますので、そういったところもやっぱり最終的にスコアに響いたかなと思います
――夏から比べてだんだん成長したチームだと思うのですが、どのあたりを来年に越せたと思いますか。
神:本当に今年のチームは、特に春も夏もなかなか思い通りにいかない時もありました。そんな中でも自分たちのやることをしっかり信じて、対抗戦を通じてどんどん成長していく姿っていうのをしっかり3年生以下に見せてくれたっていう意味においては、今日は敗戦してしまいましたけれども、チームにおける成長する姿であったりとか、諦めずにしっかり取り組む姿であったり、そういう姿勢はしっかりと残してくれたかなと思います。特に4年生に対しては本当に心からそう思いますので、それを見ていた下級生たちは来年以降、こういうチームがあったということをしっかりと思い出しながら強化をしてほしいというふうに思っています
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