
(81)全日本大学サッカー選手権 準々決勝 対筑波大戦 試合後のコメント
栗田大輔監督
――島野怜(法3=仙台育英)をFW起用しました。
「どうやって勝とうかなっていうとこがずっと腹落ちしなくて。 もう考えに考え抜いて、やっぱり中村(草太主将・政経4=前橋育英)、熊取谷(一星・政経4=浜松開誠館)のツートップに対して、向こうは背がでかくてなかなか背後取れないだろうなと。守備が固いチームなんで、1枚ターゲットが必要なところで、島野はボランチで運動量もあるし、前の推進力とシュート力もあるんで起点になって、そこに対して中村と熊取は自由に動かさせて攻撃していこうプランでした」
――交代枠をなかなか使わなかったことに理由はありますか。
「全員それだけの練習やってるから、90分プラス延長の運動量はあるんで。でしかも風下で、前に侵入して蹴っちゃうと、ボール戻っちゃうんで、ラインを高くすることを徹底できてたんで、ギリギリまで変えませんでした」
上林豪(商4=セレッソ大阪U-18)
――PK戦になったときの心境を振り返ってください。
「自分としては2本止めようと思って入って結果的にそれはかなわなかったんですけれど、ほんとに1本目が大事だというのは自分の中で強く思ってました」
――PKの最初の1本目は5本ある中でも違いますか。
「そうですね。やっぱり流れを、自分自身に対してもチームに対しても流れを持ってくるという意味で1本目に止めれるかどうかは、大きく変わってきます。だからこそ1本目に強くこだわりを持ってた部分はあったので、1本目に止められて、チームとしての流れも持ってこられたと思います」
――GKで2試合連続でヒーローになることはなかなかありません。
「そうですね。ほんとに今大会は4試合連続無失点で来てます。守備陣のおかげというか、ディフェンスラインのみんなの頑張りのおかげでゼロで来れてると思ってるんですけれど、自分自身の状態もすごくいいですし、いい感覚を持ってこの大会には臨めてるかなと思います」
木内達也(鹿島アントラーズユース)
――強風の天候は意識してピッチに立ちましたか。
「もちろん風上でサッカーのやり方も変わってくると思うんですけど、そこに対応する部分での条件は相手も一緒なのでそこに(意識を)持っていかれすぎないでやる部分と、半々ぐらいで考えました」
――高校時代をともに過ごした沖田空選手(筑波大)とは試合後どんなことを話しましたか。
「ずっと一緒にやってきて、大学ではライバルの関係だったんで、お互い試合中もマーク付き合ったり、マッチアップしたりして絶対負けないぞと思っていたんで、そこのところで『あと2試合勝って絶対優勝しろよ』と言われました」
島野
――いつもより前のポジションでプレーしました。
「自分が体を張って泥臭いプレーで起点をつくることが求められていて、そこに対しては徹底したので良かったかなと思います」
――大学に入ってから前線はやったことありますか。
「大学に入ってからワントップは初めてでした」
――今大会のパフォーマンスはどう捉えていますか。
「守備の部分でチームとしてゼロなので、守備の部分はいいと思いますけれど、攻撃で、ボランチだったり前もやってる中で、得点に絡む部分やゲームを組み立てる部分で、もう少しチームに貢献できれば、自分としてももっと上に行けると思います」
――個人としてはどんな大会にしたいですか。
「まずチームが優勝するのが一番うれしいので、自分よりは、まずはチームのために自分ができることを考えてやるのを意識しています」
関連記事
RELATED ENTRIES