
(70)インカレ直前インタビュー⑩/藤本颯真
12月7日より全日本大学選手権大会(インカレ)が開幕する。今季は関東大学1部リーグ戦(リーグ戦)で現行体制移行後、史上初の無敗優勝を達成。勢いそのままにインカレ連覇および3冠を目指す。明大は関東第1代表としてAグループに振り分けられ、14日に鹿屋体大、16日に大阪学大、18日に関学大と対戦する。そして各グループ上位2チームがノックアウトステージへ進み、22日に準々決勝、25日に準決勝を戦う。そして中村組は28日の決勝の舞台を目指す。日本一を懸け、絶対に負けられない戦いが始まる。
今回はDF藤本颯真(法4=ヴィッセル神戸U-18)のインタビューをお届けします。
――今シーズンをここまで振り返っていかがですか。
「自分たちの代でタイトルが取れたというのは本当にうれしいと思ってるんですけども、最後にインカレ2連覇という目標でやらないと、今まで取った2→2冠も意味がなくなってくるのかなというふうに、自分自身も感じてます」
――インカレに向けてチームの士気はいかがですか。
「最後の集大成というところで、トップチーム、セカンドチーム関係なく、インカレに向けてチームが一つになっていけてるなというふうに感じています」
――主務になった経緯を伺いたいです。
「今まで小中高でヴィッセル神戸で、キャプテンという立場でやらせていただいてて、チームを引っ張るっていうところはやってたんですけど、正直大学に入ってから試合に絡めない時期が続いていた中で、自分の存在意義について少し考えた時期がありました。代々の主務を務めた先輩方が選手もしながら、サッカー部を支えてる存在で、憧れというか、かっこいいなという印象を持ち、自分自身も、サッカーをしながらチームを支えたい思いがあったので、主務に立候補しました」
――就任当初の感情はいかがでしか。
「本当に毎日気が抜けない緊張感があって、その中でも今年度の1年、自分が先頭で引っ張っていくという強い気持ちはあったと思います」
――大学での4年間は振り返っていかがでしたか。
「感謝しかないです。明治大学体育会サッカー部には本当にもう感謝の2→2文字しかないというのが率直な感じですね」
――後輩への思いを伺いたいです。
「本当にこの明治という日々を全力で過ごしてほしいと思っています。いい伝統は引き継いで、より良い方向に進んでほしいなというふうに自分自身強く願ってます」
――同期への思いをお聞かせください。
「同期は特別な思いがあります。中高の同期のメンバーはいましたが、こんなに4年間も、サッカー内外関わらず、濃い時間を過ごしたのは正直、大学に入ってからでです。ときには本気でぶつかり合いましたし、喧嘩や言い合いも起きましたが、そういった経験をして気づきを与えてくれてたので同期には感謝しています」
――大学での4年間で成長した部分はありますか。
「心が強くなったと思います。シンプルに一人の人間として、強くなれました。サッカーでも忍耐力だったり、体的にもきつい中で、追い込んでいって、精神的にも強くなったなという印象はあります」
――インカレに向けて意気込みをお願いします。
「どんな立場になるかは、わからないですけど、この4年間の集大成というか、自分の4年間をただぶつけるだけと思っています。どんな立場になっても、チームのためにできることは何かというふうに考えて、それに対して全力で、後悔がないようにやりたいと思っています」
――ありがとうございました。
[岩田英佑]
◆藤本 颯真(ふじもと・そうま)法4、ヴィッセル神戸U-18、172cm、71kg
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