(66)インカレ直前インタビュー⑥/鷲見星河

2024.12.09

 12月7日より全日本大学選手権大会(インカレ)が開幕する。今季は関東大学1部リーグ戦(リーグ戦)で現行体制移行後、史上初の無敗優勝を達成。勢いそのままにインカレ連覇および3冠を目指す。明大は関東第1代表としてAグループに振り分けられ、14日に鹿屋体大、16日に大阪学大、18日に関学大と対戦する。そして各グループ上位2チームがノックアウトステージへ進み、22日に準々決勝、25日に準決勝を戦う。そして中村組は28日の決勝の舞台を目指す。日本一を懸け、絶対に負けられない戦いが始まる。

 今回はMF鷲見星河(政経4=名古屋グランパスU-18)のインタビューをお届けします。

 ――4年間を振り返っていかがですか。

 「大学2年生から試合に絡ませてもらってきた中で、サッカーもそうですが、人としてもすごく成長できたと思っています。最後にタイトルを取って恩返しをしたいという気持ちが強いです」

――監督やコーチ陣への思いをお願いします。

 「本当にたくさん厳しい指導、熱い指導をしていただいたおかげで今の自分があると思っています。最後に監督やスタッフのためにも全力でプレーして恩返しをしたいです」

――後輩たちへの思いをお願いします。

 「最後にピッチ内外で明治の4年生という姿を見せられようにしたいです」

――同期への思いをお願いします。

 「4年間たくさんきついことや楽しいことがあって、たくさん怒られてきた仲間です。そんな仲間と一緒にプレーできるのがあと1カ月くらいなので、一日一日を大切にして最後はみんなと笑って終われるようにしたいです」

――明大で学んだことはどのような部分ですか。

 「明大は人間形成に重きを置いていて、社会の一員として成長することがサッカーにもつながってくるということを学びました」

――今季のチームの印象はいかがですか。

 「開幕戦から大量得点で首位を走って最後には自力で優勝を決めることができ、徐々にではありますが、いいチームになってきているなという印象です。最後の大事なところでスキを見せずに日常の練習を大事にしていきたいです」

――今季のご自身を振り返っていかがですか。

 「元々CBをやっていたのですがボランチにも挑戦するようになって、自分自身プレーの幅も広がりましたし、他のポジションをプレーすることでまた新たに成長できたなと感じています。それとともになかなか試合にスタメンで絡むことができていないという現状があるので、最後のインカレでそこをつかみ取りいくという気持ちを持ってやっていきたいなと思っています」

――インカレを目前に控えていますがチームの雰囲気はいかがですか。

 「去年(インカレを)優勝できた要因は、初戦の関西学大戦で大量得点をしていいスタートを切れたことがあると思います。インカレの初戦に向けて全員が一つになっているのは練習からも感じますし、ピッチ内外でも全員の矢印がそろっているのかなと思います」

――連覇がかかっているということで相手も打倒明治で来ると思いますがどうお考えですか。

 「先を見ずに目の前の一戦一戦を全力で戦って、明治のサッカーをすることができれば勝利も近づいてくると思います。過信せずにチャレンジャー精神で挑んでいきたいなと思っています」

――インカレに向けて意気込みをお願いします。

 「本当に多くの方に支えられてここまで来られたと思います。残りの1カ月間全力を出して自分がどんな状況、立場であっても明治の勝利のために行動し、最後は全員で笑って終われるように頑張りたいです」

――ありがとうございました。

[藤原茉央]

◆鷲見 星河(すみ・せいが)政経4、名古屋グランパスU-18、187センチ・85キロ