
(137)MARCH対抗戦2024事後インタビュー③/井上史琉、土田隼司、新谷紘ノ介
1万メートルの最速を決めるMARCH対抗戦。明大は14人中9人が自己ベストを更新、5人が28分台を記録し確かな結果を残した。今回はレース後の選手たちの声をお届けする。
第3回は井上史琉(政経1=世羅)、土田隼司(商1=城西大城西)、新谷紘ノ介(営4=世羅)のインタビューです。
井上
3組20着 29分35秒78 自己ベスト
――レースを振り返っていかがですか。
「29分切りを目標にして今日のレースに挑んだのですが、まだ少し自分の実力不足でした。4000メートルから5000メートルぐらいで少し集団から離れてしまって、後半も3分ペースぐらいで押していくのがやっとだったので、まだ力不足だなと感じました。ここからの次の春まで、関東学生対校選手権(関東インカレ)までにそういう自分の課題に取り組んで、 他大学の選手に少しでも追い付けるように頑張っていきたいです」
――コンディションはいかがでしたか。
「(周囲の)コンディションはすごく良かったです。ペーサーや他大学の強い選手と一緒に走れたので、レースのコンディションはものすごく良かったのですが、そのコンディションはなかなか生かし切れずに終わってしまったかなと思います」
――レースプランはどのようなものを想定してましたか。
「もうタイムとかは関係なく、とにかく先頭に付いていたら29分を切れると思っていたので、先頭に着くということだけ考えていました」
――会場の雰囲気はいかがでしたか。
「応援とかがすごくあって、 明大を応援する声もあったので、力になりました」
――この冬に強化したい部分はありますか。
「箱根駅伝予選会(箱根予選)の時もそうだったのですが、後半なかなか粘れないところが課題なので、後半粘れるような練習を取り組んでいけたらと思います」
――タイムや結果についてはいかがでしたか。
「29分35秒ぐらいだったと思うのですが、一応自己ベストなので、そこはプラスに捉えたいです。でも他大学の1年生とはまだすごく差があると思ったので、ここで満足せずにしっかり課題と向き合って練習していこうと思います」
――この大会に出ようと思った経緯を教えてください。
「他の記録会とかと違って、この大会はお祭りのような感じですごく盛り上がって、楽しめるようなレースだと思ったので、テンションもすごく上がりましたし、 そういうので結果も出るかなと思って出ました」
――最後に今後の意気込みをお願いします。
「今年度は箱根駅伝(箱根)に出場できないので、来年度の関東インカレや、全日本大学駅伝予選会、箱根予選でしっかり本選出場ができるように、 この冬の期間でしっかり自分の弱いところを強化していけたらいいなと思います」

土田
3組23着 29分55秒28 自己ベスト
――レースを振り返っていかがですか。
「3組目でペースも速かったですが、いけるところまで付いていって、きつくても粘ってラストスパートをかける、というのがレースプランでした。ただ、思ったより早くから離れてしまって、悪いレースになってしまったという印象です」
――レース前の調子はいかがでしたか。
「箱根予選が終わってから調子が落ちてしまいました。また一から練習するイメージでしたが、直前の練習でも離れてしまうことがあって、 調子はそこまで良くなかったです」
――どのような目標・狙いをもってレースに臨みましたか。
「目標としては29分切りを目指していました。一応自己ベストは出せましたが、目標としていたタイムより全然遅いので悔しいです」
――目標に届かなかった要因として思いつくものはありますか。
「ただ単に実力不足だったと思います」
――今後の試合予定を教えてください。
「今のところ、日本体育大学長距離競技会(日体大記録会)の5000メートルと、12月の法大記録会に出る予定です」
――次戦に向けて意気込みをお願いします。
「今回のレースでどこがダメだったか自分自身で考えて、次のレースに向けて気持ちを切り替えて頑張っていきたいと思います」
――ありがとうございました。

新谷
3組24着 31分16秒31
――レースを振り返っていかがでしたか。
「箱根予選が終わってから、MARCH対抗戦で28分台を出すために練習してきました。箱根予選が終わってから順調にいっていたのですが、だんだんレースが近づくにつれて調子を落としてしまい、目標とはほど遠い結果になってしまいました」
――大会の演出や雰囲気はいかがでしたか。
「大学1年時以来の出走だったのですが、この大会はすごく雰囲気もいいですし、演出も派手で走る側としてもすごく楽しませてもらえる大会だと感じています。だからこそ、そういう舞台で自己ベストを更新して28分台で気持ちよく走れたらと思っていたのですが、恵まれた環境でも結果を残すことができなかったことは選手として弱かったと思います」
――チームとしてMARCH対抗戦は一つ大きな大会だと思います。
「正月の箱根という目標を突然見失って、やはり喪失感はありました。箱根前哨戦と言われている大会ですが、自分たちは(箱根に)出られません。それでも他大学の強い選手たちと走れるいい機会だと思います。トラックレースでしっかりと記録を狙っていく機会ができたので、チームとしてもしっかり切り替えて一人でも自己ベストを更新しようという目標を掲げて臨みました」
――次に出場される大会はいつでしょうか。
「日体大記録会と12月の法大記録会をもって一区切りという形です。でも大半の選手がMARCH対抗戦と日体大記録会で終わると思います」
――次戦への意気込みをお願いします。
「今回、このような結果になってしまったのですが、それはそれでしっかりと受け止めたいです。5000メートルの自己ベストが高校の時のままなので、13分台を出して大学に来て成長した証しを残せればいいなと思います」
――ありがとうございました。
[加藤菜々香、橋場涼斗、原田青空]
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