
(66)関東大学対抗戦・帝京大戦 試合後コメント②
前半に大きくリードを許し、明大は関東大学対抗戦(対抗戦)初黒星となった。今回は帝京大戦後のインタビューをお送りします。
スタンドオフ伊藤龍之介(商2=国学院栃木)
――試合を振り返っていかがですか。
「すごく苦しい展開になったゲームだったなと思いますし、チームとしてやっぱり帝京の方が1枚上手だったなというか、まとまり切れてない部分があったなっていう試合でした」
――ボールキャリーが目立っていたと思いますが、意識してプレーしていたことはありますか。
「前半少し自分で行きすぎてプレッシャーをかけられた部分があったので、後半はちょっと意識を切り替えて、周りの声を聞きながら外にしっかり運ぶっていうのも最初意識しました。その中で、自分の前が空いたら仕掛けるっていうのが、後半はいい具合でできていたので、それがトライにつながったりもしたんじゃないかなと思います」
――前半と後半の差はどの点だと考えますか。
「前半最初のキックオフから帝京のいいアタックだったり、トライを2本取られたところに対して、焦りっていうのがすごくチームとして感じた部分がありました。そうやって2本取られた後も、もっとしっかり冷静に落ち着いて自分たちやるべきことをできてれば、前半からもっといい試合ができてたかなというふうに思います。ハーフタイムでしっかり全員が落ち着いてやるべきことを再確認ができたから、後半はすごくいいゲームができたんじゃないかなと思います」
左ウイング海老澤琥珀(情コミ2=報徳学園)
――ハーフタイムは何を話していましたか。
「しっかりエリアをとって、自分たちのやりたいラグビーをしようっていうふうに話しました」
――個人のプレーで良かったところと悪かったところはありますか。
「今回はちょっとタックル外されてしまったりしたんで、そこはすごい自分の中で良くなかった点だと思います。良かった点としては、今回はあんまりなかったです」
――早明戦まであと2週間ですが、どんなところを改善していきたいですか。
「試合の入りです。最初から精度の高いアタックとディフェンスで自分たちのペースをつくりたいです」
左センター平翔太(商3=東福岡)
――個人的にはどんな意識で試合に臨みましたか。
「いつも通り、練習通り出せればいいかなって思っていたんですけど、一番最初外振られた場面だったり、いつもしないところで自分たちがミスしてしまったりという想定外のことが結構ありました。でも個人では結果としてはキッカーとして4本とも決めれたので、それはいい収穫かなと思います」
――帝京大の印象は具体的にはいかがてすか。
「早稲田に大差で負けて、気を引き締めて修正してくるなとは思っていました。でもどこかしらでいけるなっていう軽い気持ちがあって、結果的に受けてしまったので、気持ちの部分で絶対負けないようにはしていきたいなと思います」
――早明戦にむけて意気込みをお願いします。
「絶対負けられない相手だし、国立という大舞台で多くの明治ファンが駆け付けてくれると思うんで、帝京戦のようなラグビーっていうのは見せずにしっかり気を引き締めて圧倒したいと思います」
右センター秋濱悠太(商4=桐蔭学園)
――個人的にはどんな意識で試合に臨みましたか。
「これまでの試合の中で一番多分プレッシャーゲームになるってのは分かっていたので、そこでいかにみんなが熱くなった時に冷静にアタックできるかってところを意識してやったんですけど、個人としても相手が用意してきたアタックに翻弄(ほんろう)されるシーンも多くて、少し焦る場面もあったので、そこは個人として一つ反省かなと思います」
――チームで良かった点はありますか。
「結果的に自分たちがトライを取れたシーンも、自分たちのアタックがしっかり継続できた上でのトライだったので、その継続してトライ取り切れたっていうのが良かったんですけど、やっぱりアタックの中で小さいボールキャリーミスが多かったので、そこが今日の試合で明治の流れに持ってこれなかった一つの原因になるかなと思います」
――早明戦への意気込みをお願いします。
「まずは今週はジュニアの週なので、しっかりメンバー関係なく帝京ジュニアに向かって戦うっていうのと、早明戦に関しても、もちろん勝ち切ることも大事なんですけど、やっぱり何より自分たちの目標としているのは(全国大学)選手権の優勝なので、そこにつながる自分たちが成長できるいい試合にしたいなというふうに思います」
右ウイング白井瑛人(商1=桐蔭学園)
――帝京大のディフェンスはいかがでしたか。
「フィジカルは僕たちよりも1段階レベルが高い中で、自分たちが2対1の場面を作れなかったっていうところが大きかったです。一人一人のボールセキュリティの部分が少し甘かったなと思います」
――2トライ目を振り返っていかがですか。
「点差がついて明治としても終われないんで、自分は1年生なんですけど、明治のプライドというか、そういったものを体現できたので良かったなと思います」
――MIPに選ばれた率直な感想を教えてください。
「うれしいんですけど、やっぱり勝ってもらうPOMの方が自分はうれしいんで、悔しい思いはありました。でも素直にうれしかったです」
フルバック金昂平(政経4=大阪朝鮮)
――前半7―33の要因はいかがですか。
「前半の入りにいきなり攻め込まれて、トライ取られて焦って前がかりになって、エリアマネジメントとかもしっかりできなかったんで、そういうところで相手の時間が増えて、自分たちが主導権を握れることなくあのスコアになったのかなと思います」
――実際に帝京大と対戦してみていかがでしたか。
「1対1の局面のフィジカルがすごく強いし、勢いに乗った時のアタックはすごく怖かったんで、そこでいかに相手に勢い乗らせないかが大事だと思いました」
――トライシーンを振り返っていかがですか。
「モールを止められてからのアタックで、BK同士の勝負はこっちが自信があったし、敵陣深くで絶対取って帰りたいっていう自分の気持ちもあったんで、勢いに乗れるかなと思いきや、またすぐトライ取られたというところが課題だなと思います。チームが勢いに乗れそうな時に自分たちのせいで乗り切れなかったので、自分たちの勢いを逃さないことを次意識したいと思います」
――ありがとうございました。
[ラグビー担当一同]
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