(63)The final showdown ~奪還への戦い~ 吉田輝雅「久しぶりの優勝を」

2024.11.16

 「今年こそ絶対に優勝を取りにいく」。木戸大士郎主将(文4=常翔学園)が今年度のスローガン『奪還』に込めた意味だ。関東大学対抗戦(対抗戦)、そして日本一『奪還』へ。栄光を勝ち取るため闘球へと捧げた学生生活。最後の戦いに向かう4年生に明大での4年間とラストシーズンへの意気込みを伺った。10月26日より連載していく。

 第22回は吉田輝雅(政経4=東海大相模)のインタビューをお送りします。(この取材は10月22日に行われたものです)。

——ラグビーを始めたきっかけを教えてください。
 「ラグビーを始めたきっかけは父がやっていて、その影響で姉がラグビー始めて自分も一緒にやり始めたって感じです」

——明大ラグビー部に入部したきっかけを教えてください。
 
「自分の1個上の先輩で、池戸将太郎さん(令6政経卒・現東芝ブレイブルーパス東京)と林哲平さん(令6文卒・現中部電力)がいるんですけど、その2人が明治に進学したっていうのが一つ。あと自分が高校2年生の時に見た、全国大学選手権・決勝の早稲田戦の明治を見て入りたいなと思いました」

——4年間の活動を振り返っていかがでしたか。
 「きついこともたくさんあったのですが、それより楽しいことの方が多くてとてもいい4年間だったと思います。みんなで寮で生活して、普通の友達とは違う、それ以上の関係になっていくのがとても楽しかったです」

——一番印象に残っている試合はありますか。
 「自分が2年の時に出たセブンズ(東日本大学セブンズ)の大会です。初めて紫紺を着たのと、優勝できたということが印象に残っています」

——4年間でご自身に変化はありましたか。
 「高校までは消極的っていうか、ふざけたりするようなキャラじゃなかったんですけど、大学生になってからそういうところがオープンになっていったのかなと感じます」

——厳しいラグビー部で4年間続けられた要因はありますか。
 「ラグビーが好きっていうことが一つ。あとは仲間のみんなと助け合いながらできたっていうところです」

——明大ラグビー部を選んで良かったことはありますか。
 「最高の仲間と出会えたこと。これだと思います」

——目標にしたり慕っていた先輩はいらっしゃいますか。
 「一番慕ってた先輩は(池戸)将太郎さんです。高校の頃からずっと見ていたってのもあるし、同じ部屋で過ごすことが多くて。私生活の部分でも尊敬できる部分が多くあって、そういった点で慕っていました」

——期待している後輩はいらっしゃいますか。
 「期待してる後輩は山村くん(和也・商3=報徳学園)です。一番仲がいいからです。よくご飯も食べるし部屋も一緒です」

——学生スタッフの存在はいかがですか。
 「コーチとかに言いづらい部分も、自分から言いやすい存在ではあって。こういう部分ではすごく助かっています」

——改めてスローガンである『奪還』の意味はどのようなものですか。
 「そのままの意味で。久しぶりの優勝したいなって思ってます」

——残りのシーズンに向けての意気込みをお願いします。
 
「『奪還』に向けて頑張ります」

——ありがとうございました。

[保坂啓太郎]

◆吉田 輝雅(よしだ・こうが)政経4、東海大相模高、177センチ・84キロ
趣味はドラゴンボールを見ることだそう。「話はセル編が一番好き」