
(129)世田谷246ハーフマラソン事後インタビュー/前田健心
世田谷246ハーフマラソン(世田谷ハーフ)に「走る主務」としてチームを支える前田健心(理工4=樹徳)が出走した。今回は前田選手のレース後のコメントをお届けする。
前田
70位 1時間8分55秒
――世田谷ハーフに出走した経緯を教えてください。
「裏話的なところから話すと、明大にも招待枠が結構あったんですけど箱根駅伝予選会(予選会)に落ちたこともあり、選手が出なくなりました。せっかく招待枠をいただいたにも関わらず誰も走らないというのは申し訳ないですし、元々エントリーもしていたので楽しみながら走りました」
――他大学の選手の走りをご覧になっていかがでしたか。
「青学大の選手を先頭集団で折り返しのところで見て、さすがだなと思いましたね。でも、こういう立場なので他大学の選手は気にせず自己ベストの更新を目指しつつ70分を切れればという感じで割と気楽に臨みました」
――気温が低い中でのレースでしたが、特に意識したことはありますか。
「ウオーミングアップを長めにしました。予選会の時に豪さん(山本駅伝監督)がアドバイスしていた、ウオーミングアップに20分以上かけることとか流しを長めに入れるというのは自分も意識していました」
――世田谷ハーフは比較的起伏の多いコースですが、走ってみていかがでしたか。
「昨年度も走っているんですけど、やっぱり本当にきついです。中盤はずっと河川敷の直線道路ですし、河川敷も砂利とか工事のタイルみたいな地面で、狭い道もあります。ラストに上り坂が3回ぐらいありますし。もう本当にきついですね」
――長距離部門は今年度の冬期シーズンでどのような大会に出場していこうと考えていますか。
「世田谷ハーフや上尾シティハーフマラソンも含め、駅伝が無くなってしまったので、ロードレースは希望者だけ走ることにして例年ほどは出ない予定です。その代わりにトラック種目の1万メートルとか5000メートルのタイムを冬の時期に伸ばそうということになりました。日体大記録会やMARCH対抗戦、法大競技会に出たりする予定です。年明けにローカル駅伝に出たいという意見もあるので、チャレンジしようかなと思っています」
――今後、残りの期間でチームにどのようなことを残していきたいですか。
「代替わりも始まっているので引き継ぎをしつつ、主務の仕事が一段落し始めたのでレースに出るようになったり、練習にも混ざったりしています。ランニングマネジャーとして練習中に集団から離れそうな選手を押してサポートしたりして、マネジャーとしても選手としても部や後輩に残せるものがあればいいなと思っています」
――残りの期間で、前田選手が具体的に取り組みたいことはありますか。
「予選会が終わって色々な反省点が見えてきました。その中でも僕がこの1年間、特に最近思っているのは、頑張っている選手とか真面目にやっている選手が報われるチームであってほしいなということです。そういう雰囲気のチームに少しでも変えていけたらいいなと考えています」
――応援してくださる方に向けてメッセージをお願いします。
「やっぱり厳しい意見や批判もあると思いますし、結果が出ていないからこそファンの皆さんも思うことがあると感じます。それでも、何年間も応援し続けてくれたり、差し入れや寄付をしてくださる方がいることは本当にありがたく思います。そのような思いに応えたいですし、忘れずにいたいです。選手の頑張っている姿を見て元気をもらえるっていう方も多いと思うので、 頑張って結果を出している姿を見せて恩返しをしたいというのはチームのみんなが同じ思いです」
――ありがとうございました。
[松原輝]
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