(51)The final showdown ~奪還への戦い〜 田島貫太郎「とにかく楽しかった」

2024.11.07

 「今年こそ絶対に優勝を取りにいく」。木戸大士郎主将(文4=常翔学園)が今年度のスローガン『奪還』に込めた意味だ。関東大学対抗戦(対抗戦)、そして日本一『奪還』へ。栄光を勝ち取るため闘球へと捧げた学生生活。最後の戦いに向かう4年生に明大での4年間とラストシーズンへの意気込みを伺った。10月26日より連載していく。

第12回は田島貫太郎(政経4=東福岡)のインタビューをお送りします。(この取材は10月27日に行われたものです。)

――ここまでの明大ラグビー生活4年間を振り返っていかかですか。
 
「とにかく楽しい4年間でしたし、常に楽しい仲間に囲まれて恵まれた生活だったなと思います」

――期待している後輩の選手はいらっしゃいますか。
  「富田陸(政経3=大阪桐蔭)と言っておきます。遅刻が多かったり時々変な嘘をついたりはするんですけどそこがかわいいなぁとも思うし、今は坊主で面白いし、尊敬もしているかわいがっている後輩かな」

――後輩のみなさんに伝えたいことはありますか。
「とにかく楽しくやれよ!ってことですかね」

――明大での4年間で成長した部分を教えてください。
「僕の強みはもともとラインアウトで、もちろんそこはずっと練習はしてきたんですけど、伝え方が難しいですが入部した時に比べてよりラインアウトへの関心が深まったというか。いろいろな相手とプレーをして、いろんな練習をしていくうちにより興味を持ってラインアウトに取り組むようになって今に至るので、そこは成長した点だと思います」
 
――『奪還』というスローガンは田島選手にとってどのような意味を持っていますか。
 「帝京大から優勝を奪い取る意味でつけたスローガンだと僕は思っています。今も帝京大が三連覇を果たしているので、トロフィーの奪還はもちろん日本一の奪還も含めた意味があると思います」

――田島選手がラグビーをプレーする上で心掛けていることを教えてください。
 「ラグビーは伝統的に紳士のするスポーツですし、やはり『ノーサイド』ですかね。試合中は激しいプレーやけんかをしてしまったとしても試合が終わればお互いに歩み寄ること。これが意識できていたらいいなと思います」

――チームでのご自身の役割はどのようなものだと考えていらっしゃいますか。
 「僕はチームで演芸リーダーをやらせていただいていて、合宿の時に一発芸をやったり、演芸の司会を担当していました。それだけでなく今もチームを笑わせよう、盛り上げようという気持ちは人一倍持っているつもりですね(笑)」

――現時点、今シーズンを振り返ってみていかかですか。
 「春は思っていたよりもいい感じで終わることができたんですけど、夏合宿では結構負けが続いてから帰ってきました。それで、今年は弱いのかなと思っていた部分が少しあったんですけど、意外と今はいい感じに仕上がってきているのでそれを続けて頑張ろうと思っています」


――最後に残りのシーズンへの意気込みをお願いします。
 「絶対優勝するのでみなさん応援よろしくお願いします!」 

――ありがとうございました。

[成田美彩子]

◆田島 貫太郎(たじま・かんたろう)政経4、東福岡高、197センチ・100キロ
学生のうちにやりたいことを伺うと「ハーレーに乗りたいので大型二輪の免許取りたかったです。もう間に合いませんけどね(笑)」残り数カ月、楽しい生活にしてくださいね!