(21)全日学事前インタビュー④ 飯村悠太、木方圭介

2024.10.27

 インカレの個人戦である全日本大学総合選手権・個人の部(全日学)が10月28日から31日にかけて開催。団体戦で優勝に届かなかった悔しさをバネに、シングルスでは3年ぶり、ダブルスでは8年ぶりの王者輩出を目指す。最終回となる第4弾では飯村悠太(商2=野田学園)、木方圭介(政経1=野田学園)の事前インタビューをお届けします。

(この取材は10月19日に行われたものです)

飯村
――現在のコンディションや調子はいかがですか。
 「調子はいいです」
 
――秋季関東学生1部リーグ戦(秋リーグ)を振り返るといかがですか。
 「秋リーグでは自分のメンタル面が良かったので、次の全日学もそのまま(の勢いで)いきたいです」

――秋リーグを経て、強化してきた部分はありますか。
 「バックの技術を強化しています」

――木方選手とは長い付き合いですが、どんな印象を持っていますか。
 「すごく感覚が良くて、チキータを入れることがうまい選手だなと思います」

――ペアリングはいかがですか。
 「やりやすいです」

――飯村・木方ペアの強みは何ですか。
 「圭介はミスせずに入れてくれるので自分が攻めやすいことと、レシーブで圭介のチキータがあることが強みだと思います」

――秋リーグでも試合数を重ねましたが、成長したなと感じる部分はありますか。
 「秋リーグは結構ダブルスの練習に取り組んでいて、どのコースにやればどういうボールが返ってくるというのが練習で分かってきていたので、そこが良かったかなと思います」

――トーナメントを勝ち進む上で大事になってくるポイントはどこですか。
 「自分たちのダブルスは前半に相手に点数を離されることがよくあるので、1ゲーム目の最初から自分たちのプレーができるように心掛けていきたいなと思います。

――順当に勝ち進んでいくと小林広夢・伊藤礼博ペア(日大)とぶつかると思いますが、ご自身がヤマ場と思うのはどこですか。
 「そこがヤマ場ですね」

――小林・伊藤ペアの印象はいかがですか。
 「小林選手のチキータとバックの技術がすごくいいので、 そこに気を付けてやりたいです」

――秋リーグでは同ペアに勝利を収めていますが、いい感覚はつかめていますか。
 「その時は自分たちから攻めるパターンがすごく多かったので、次も自分たちから積極的に攻めていけるようにしたいです」

――優勝するにはどのようなところがキーポイントになってきますか。
 「自分たちから攻めることと、お互い長所があるのでそこを生かせるようにしていきたいです」

――明大の選手で注目している選手はいますか。
 「松田さん(松田歩真・商4=野田学園)ですね。4年生最後なので」

――全日学に懸ける思いを教えてください。
 「自分はシングルス(関東の)予選で落ちちゃってダブルスしかないので、優勝を目指します。圭介はシングルスもあると思うので、ダブルスで勢いをつけてもらえたらいいなと思います」

――最後に具体的な目標を聞かせてください。
 「(ベスト)8決定戦は油断せずにしっかりやって、準々決勝の小林・伊藤ペアが一番強いかなと思うので、しっかり勝ってそのまま勢いで優勝したいです」

木方
――現在の体のコンディションや調子はいかがですか。
 「今は結構練習もしっかりできていて、体のコンディションはとてもいい状態だと思います」

―秋リーグが終わってから時間は経っていますが、振り返るとどんな大会でしたか。
 「結果的にもう少しで、もう1点2点取っていれば優勝できたので悔しいです」

――初のリーグ戦を経て感じたことはありますか。
 「1年生からリーグ戦に出させてもらいましたが、簡単には勝てないなと思いました。リーグ戦を経験できたのはやはり大きいかなと思います」

――初めての全日学ですが、どんな印象を持たれていますか。
 「大学生の個人戦では一番大事な大会だと思います。高校の時だったらインターハイみたいな感じだと思うので、すごく勝ちたいなっていう気持ちがあります」

――これまでの全日学はご覧になったことありますか。
 「動画で見ていました」

――印象に残っている試合はありますか。
 「戸上さん(戸上隼輔・令6体育会卓球部卒=井村屋グループ)が2年生の時に優勝した時の決勝は、観客席の方からも応援の声が聞こえたり、すごく試合だったなと思います」

――学んだことはありましたか。
 「やはり攻め抜いていたので、自分も攻めて勝ちたいなと思います」

――シングルスで強化してきた点はどこですか。
 「秋リーグで感じたのがフォアハンドのミスが多いのとレシーブです。レシーブのところで相手に先に攻められてしまうことが多かったので、レシーブとフォアハンドの安定性を強化しています」

――順当に勝ち進めば横谷晟選手(愛知工大)と当たりますが、印象はいかがですか。
 「世界選手権も代表になっているぐらい強い選手で、自分は向かっていくだけだと思うのでそこが一番のヤマになるかなと思います」

――対戦された経験はありますか。
 「対戦したことはないです。この前の国スポ(国民スポーツ大会)で予選リーグが一緒だったのですが、その時も見ていてやっぱり強いなと思いました」

――トーナメントを勝ち進む上で大事になってくるポイントは何ですか。
 「しっかり自分で一球一球考えながらプレーすることです。あとはゲームで負けていたとしても諦めずに最後までプレーすることかなと思います」

――飯村選手とのダブルスの調子はいかがですか。
 「調子自体は悪くないと思うので、 練習でやっていることをしっかり試合で発揮できるようにもう少し調整したいなと思います」

――秋リーグを経て、ダブルスで強化してきた部分はどこですか。
 「飯村選手がレシーブした後の戻りです。秋リーグの時は少し遅れてしまっていたので、その戻りを早くするように意識しています」

――飯村選手はどんな選手ですか。
 「フォアハンドがやはり一番うまいと思うので、そのフォアハンドでしっかり決めてもらえるように、自分がしっかりつないでいきたいなと思います」

――相性はかなりいい感触を持っていますか。
 「お互い両ハンドの安定感があると思うので、ラリーになった時でも点数取れる感じはあるので組みやすいですね」

――改めてこのペアの強みを教えてください。
 「一つは自分が得意なチキータレシーブ。あともう一つはラリーになった時に打ち勝てるところかなと思います」

――勝ち進むと全日本王者の小林・伊藤ペアと当たる組み合わせですが、ヤマ場はそこでしょうか。
 「秋リーグは戦術がうまくはまって勝てたのですが、そう簡単に2回も勝てるような相手じゃないと思うのでしっかり考えて戦っていきたいなと思います」

――どんな印象を持っていますか。
 「伊藤選手も安定感があって強い選手なのですが、特に小林選手がダブルスの一つ一つのプレーがやはりうまいなって感じます」

――Tリーグ・T.T彩たまで小林選手とはチームメートですよね。
 「そうですね。彩たまの練習場に行ったりしたら、一緒に練習してもらったりすることもあります」

――どのぐらいの頻度で一緒に練習されるのですか。
 「頻度でいったらそんなにないですが、何回かしたことはあります」

――他にダブルスで警戒しているペアはいますか。
「弱いペアはいないと思うので、一戦一戦を大事に戦っていきます」

――明大勢で注目している選手はいますか。
 「やっぱり歩真さんですかね。最後の全日学なので、多分暴れてくれると思います」

――シングルスの具体的な目標を教えてください。
 「シングルスは一戦一戦勝つことが目標です。優勝できれば一番うれしいですけど、まずはベスト8。横谷さんに勝ってベスト8に入ることです」

――ダブルスの具体的な目標を教えてください。
 「ダブルスは(秋リーグで)小林・伊藤ペアにも勝っていて、優勝するチャンスは十分にあると思うので、優勝を狙っていきたいなと思います」

――最後に意気込みをお願いします。
 「シングルスもダブルスも出るので、どっちも悔いのないように試合をすること。あとは結果がついてくればいいかなと思います」

――ありがとうございました。

[末吉祐貴]