(20)全日学事前インタビュー③ 手塚崚馬、安江光博

2024.10.26

 インカレの個人戦である全日本大学総合選手権・個人の部(全日学)が10月28日から31日にかけて開催。団体戦で優勝に届かなかった悔しさをバネに、シングルスでは3年ぶり、ダブルスでは8年ぶりの王者輩出を目指す。第3弾は手塚崚馬(政経4=明徳義塾)、安江光博(政経3=明徳義塾)の事前インタビューをお届けします。

(この取材は10月19日に行われたものです)

手塚
――今年度ここまでを振り返っていかがですか。
 「2024年は主な大会としては リーグ戦(春季、秋季関東学生1部リーグ戦)とインカレ(全日本大学総合選手権・団体の部)で、そこで優勝できなくて本当に悔しいです。個人として出る大会も大事なのですが、大学を背負って戦う大会で優勝したかったなっていう気持ちでいっぱいです」

――最高学年としてチームを引っ張る上で意識していることはありますか。
 「私自身一番上ということで自覚は持って、私生活や練習時間であったり、行動っていう部分をしっかり心がけてきて、ただ口で言うだけではなく自ら行動して、先頭に立って行動するように心がけてきました」

――春、秋リーグ戦を振り返っていかがですか。
 「優勝できなかったっていうところが自分の中では悔しくて、春リーグも秋リーグも僕の1勝で優勝につながっていたので、一戦の大事さを感じました。最後4年生として後輩にいい姿を見せたかったっていう気持ちもあって、悔いは残りました」

――全日学を控えて率直な気持ちはいかがですか。
 「全日学は個人戦で、正直自分自身の戦いで、この大会が集大成になると思います。やっぱり学生の大会でもあるので最後は結果も大事なんですけど、やはり楽しく、自分らしく、悔いなくやり切ったって気持ちで終わって、その後に結果がついてくるので、結果ばっかり意識せず、自分の卓球をすることを心がけて頑張りたいです」

――状態はいかがですか。
 「完璧ではないんですけど、まだリーグ戦の心残りがあるので、その気持ちを切って個人戦に挑みたいと思っています。やはり最後は自分がいい結果を出して、この大学に一つでも恩返しできるように頑張りたいなと思います」

――全日学に向けて意識して練習していることはありますか。
 「私自身、リーグ戦が終わってからいろいろと反省して、根本的にただ練習するとか練習量を増やすだけではなくて、自分の苦手なところをとことん練習したり、試合の中で多い展開の部分を重点的に、ただ練習するだけじゃなくて、しっかり内容を考えて練習するようには意識しています」

――シングルスで意識していることはありますか。
 「団体戦と違って応援とか後押ししてくれるベンチとかないのですが、一球入魂で戦おうと思っているので、その闘志というか4年生として懸ける思いをしっかり出していきたいなって思っています」

――ダブルスはいかがですか。
 「同じ高校出身で、大学に入っても組んでいるので、やはりお互いの特徴だったり、精神面の状態だったり声のかけ方であったり、そういうところは分かっています。あとはお互いを信じてしっかりやることが一番かなって思っています」

――意気込みをお願いします。
 「私は去年ベスト16だったので、それ以上を目指していきます。そこから一歩ずつ勝って優勝したいので、一戦一戦大事にして頑張っていきたいなと思っています」

安江
――今年度をここまで振り返ってみていかがですか。
 「今年に入ってから(リーグ戦などの)試合とかは出てないんですけど、ダブルスとかでかなりいい成績を残せているとは思っているので、調子は良い方ではあると思います」

――春秋ともに優勝を逃してしまったことについてはいかがですか。
 「実際僕は試合に出てないので、チームに対して勝ち負けどうこう言えた立場ではないんですけど、チームとしてはやっぱり優勝したかったです。その中でも出てくれた方はみんなすごく頑張っていて、勝ち負けよりも一生懸命頑張っている姿、勝とうとしている姿とか、リーグ戦前の部分とか見ていたので、そういう部分に対してすごく刺激をもらっていました」

――チームを支える時に意識したことはありますか。
 「試合に出ている方ができるだけ試合に集中できるように意識していました。例えば少しでも練習できるために僕らがご飯を買ってきたりとか、少しでも試合に集中できるようにサポートしてきて、練習相手とかもしました」

――全日学を控えて率直な気持ちはいかがですか。
 「去年は3回戦で負けてしまって、1年生の時もそこまで上までいけてないので、今年は頑張って上の方までいきたいと思っています。(大会まで)あともう少しですが、仕上げて大会に臨みたいと思います」

――全日学に向けて意識して練習していることはありますか。
 「バックハンドがずっと苦手だったので、大学入ってからも毎日バックハンドに対してはずっと練習を多くしてきました。自分の弱点をできる限り克服してきたつもりではあるので、自信を持って、楽しんで悔いのなく、やれるところまでやりたいです」

――シングルスで意識していることはありますか。
 「シングルスよりはダブルスの方に力を入れています。シングルスは実力が僕よりも上の選手がたくさんいるので、どういう試合するってより、一試合一試合全力で向かっていきます。ダブルスは手塚さんと組ませていただいているので、手塚さんの足を引っ張らないようにしたいです。毎回ダブルスはかなりいい成績が出せているので、僕ら一緒に組んでもう6年、7年目ぐらいで、今回でペアを組むのが最後なんですけど、最後の最後にいい思い出となるように、悔いのないようにダブルスもやりたいなと思っています」

――手塚選手との相性はいかがですか。
 「他の人と組むより、手塚さんと組んでいた方が、お互い球筋とか考えていることもある程度分かるので、信頼はありますし、今まで組んだ中でもダントツで組みやすいです」

――安江選手の強みを教えてください。
 「フォアハンドが持ち味なので、できる限り足を使ってフォアハンドで攻めていきたいなと思っています。バックハンドも苦手ではあったんですけど、かなり克服しているので、バックハンドとかそういうとこもしっかりつないで、主にフォアハンドで決めていけたらと思います」

――意気込みをお願いします。
 「ダブルスもシングルスも自分の悔いのないように、目の前の一球一球全力で取れるように頑張っていきたいと思います」

――ありがとうございました。

[晴山赳生]