(127)箱根駅伝予選会事後インタビュー⑮/堀颯介

2024.10.26

 第101回箱根駅伝(箱根)の出場権を懸けて行われた箱根駅伝予選会(予選会)。高温多湿という最悪のコンディションでのレースとなり、選手の走りは低調だった。ボーダーの10位には59秒届かず、明大は7年ぶりに本選への出場を逃すことに。まさかの敗退に何を思うのか。今回は監督とエントリーメンバー14人のレース直後の声をお届けする。

 第15回は堀颯介(商3=仙台育英)のインタビューです。


――今回の振り返りをお願いします。
 「今回走ってくれた選手には感謝しています。予選会を突破できなかったのは、本来走らないといけない選手が走っていなかったということだと思うので、今日で終わりにせず、責任をしっかり来年度まで原動力にして頑張りたいなと思っています」

――今回堀選手が走れなかった原因はどんなところですか。
 「いろいろあると思いますが、調子を合わせられなかったことが一番大きくて、どこか予選会だから大丈夫というか、 そういった甘い気持ちがあったのかなと思うので、そういうところを修正していきたいなと思っています」

――1年生の走りの活躍が目立ったと思いますが、1年生3人の走りについてはいかがですか。
 「こういった厳しいチーム状況やコンディションの中で、あれぐらい走ってくれたのはチームにとってプラスになったと思いますし、来年度以降もチームの底上げができると思うので、 自分たち上級生は下級生に負けないようにしっかり頑張りたいです」

――3年生の出走も多かったと思いますが、同期の走りはいかがでしたか。
 「自分たちが柱となる学年だと思っているので、来年度は同じような失敗は絶対できません。だから(今後は)全員で一丸となって勝ちにいきたいなと思っています」

――今回箱根に出場できなかったチームとしての原因はどんなところにあると思いますか。
 「それもいろいろあると思いますが、チームとして箱根駅伝に向けてやれていなかったというか、個人個人に甘さが見えたのかなとは感じています。やっぱり箱根駅伝でシード権を取るにはチーム一丸となって全員が同じ熱量で同じ目標に向かっていかないといけないと思うので、そういったことが今年度はできていなかったのかなと感じました。来年度はまだ誰がキャプテンなのか分からないですが、そのキャプテンがしっかり引っ張ってチーム一丸となって頑張りたいです」

――来年度箱根やその他の駅伝に向けて、チームとしてどんなところに取り組んでいきたいですか
 「ここ1、2年ぐらい同じようなミスが目立っていて、何も反省してないというか、今日負けた後も笑っている選手がいたりとか、そういったところがシード権獲得や予選会を突破するチームとの差だと思っています。なので、まずはそういったところをなくして、来年度はどの大会でも明治が上位にくるように全員でチームを作り上げていきたいなと思っています」

――堀選手個人としてはどんな1年にしていきたいですか。
 「来年度が最後の大学シーズンということで、今まで自分は全然結果を残していないので、まずは自己ベスト更新と全日本大学駅伝、箱根は絶対に出場したいなと思っています」

――ありがとうございました。

[島田五貴]