(125)箱根駅伝予選会事後インタビュー⑬/尾﨑健斗

2024.10.25

 第101回箱根駅伝の出場権を懸けて行われた箱根駅伝予選会(予選会)。高温多湿という最悪のコンディションでのレースとなり、選手の走りは低調だった。ボーダーの10位には59秒届かず、明大は7年ぶりに本選への出場を逃すことに。まさかの敗退に何を思うのか。今回は監督とエントリーメンバー14人のレース直後の声をお届けする。

 第13回は尾﨑健斗(商=浜松商)のインタビューです。

尾﨑
228位 1時間7分45秒
――総合12位という結果を受けていかがですか。
 「結果は悪いですが、自分としては後悔のない過程を踏んできました。きちんと練習はやりましたし、納得のいく準備をした上での走りでした。チーム全体としても個人としてもかなりひどかったんですけど、自分の中ではやり切ったというか、後悔のない結果だと思います。まだ先があるので、そこに向けてなぜ駄目だったのかをきちんと分析して、この失敗をいい方向につなげられたらと考えています」

――今回タイムが振るわなかった要因はありますか。
 「今年の箱根駅伝でも同じ感じだったんですけど、序盤で足や体が動かなくなってしまいました。その失敗があったので、ハーフマラソンに向けて同じ失敗を繰り返さないように準備をしてきました。しかし、また同じ形で失敗してしまったので、原因を見つけていこうと思っています」

――暑さは走りに影響しましたか。
 「暑くても自分は問題ないと思っていました。ちゃんと対策をすれば走れると思ったんですけど、それ以前に調整やコンディショニングの部分で失敗してしまったという感じです」

――今大会を経て、4年生として後輩に伝えたいことや残したいことはありますか。
 「今年度の上級生が例年の上級生に比べて、背中で立派に引っ張っていけたかというと疑問が浮かぶところはあります。良いことも悪いことも含めて、僕らがやってきたことを反面教師にして頑張ってほしいと思います」

――今後の大会への出場予定はありますか。
 「僕はあまりタイムを持っていないので、どんどん自己ベストを狙っていろいろな記録会に出たいと思っています」

――今後に向けて一言お願いします。
 「最後の最後まで、1年生から4年生まで心の底から満足できる結果はありませんでした。それでも自分なりに納得のいく、後悔のない形で4年間を過ごしてきたと思っています。残りも限られているんですけど、最後は楽しく過ごしていきたいと思います」

――ありがとうございました。

[石井遥]