(18)全日学事前インタビュー① 松田歩真、浅見勇志

2024.10.24

 インカレの個人戦である全日本大学総合選手権・個人の部(全日学)が10月28日から31日にかけて開催。団体戦で優勝に届かなかった悔しさをバネに、シングルスでは3年ぶり、ダブルスでは8年ぶりの王者輩出を目指す。第1弾は松田歩真(商4=野田学園)、浅見勇志(文1=希望が丘)の事前インタビューをお届けします。

(この取材は10月19日に行われたものです)

松田
――今年度ここまでを振り返っていかがですか。
 「団体戦ではどの大会も優勝することができなかったので、すごく悔しい結果ではあったんですけど、明治大学として最後までチームみんなで戦えたのは、すごくいい経験にもなりましたし、すごく楽しかったです」

――最高学年としてチームを引っ張る上で何か意識していることはありますか。
 「レギュラーとして試合に出させてもらってる以上は、本来であればもっと活躍してチームに貢献しなければいけなかったなっていうのが率直な思いです。思うように活躍できなかったので、申し訳ないなと思います。自分の中で、例えばどういう心構えとかどんな気持ちで明治大学を背負って試合に臨んだらいいのかは、自分の戦ってる姿を後輩たちに見て感じてもらえたんじゃないかなと思ってます」

――全日学を直前に控えた率直な気持ちはいかがですか。
 「主要な団体戦が終わって、全日学はもう自分のために戦うだけなんで、気持ちとしてはもちろん楽な部分もあります。個人としては、やっぱりこの全日学が1年間の中で一番重要な大会、ずっと目標にしてきた大会なのです。その試合が近づいていてわくわくしてます」

――ご自身の状態はいかがですか。
 「秋リーグ(秋季関東学生1部リーグ戦)が終わってから国民スポーツ大会で1回試合があったので、試合感覚っていう面ではそこまで問題はないかなと思っています。秋リーグが終わってから、本当にこの大会のことだけ考えて日々過ごしてきたので、体の状態もだいぶ仕上がってきています」

――ペアを組む浅見選手との相性はいかがですか。
 「普段の練習から浅見は頑張っていて、ダブルスを組んでいても自分にはない攻撃力を持ってるので、そこは本当に安心っていうか頼りになります。浅見は来年度からチームを引っ張っていくような選手になっていくと思うので、その中でもダブルス組ませてもらってる以上は、ダブルスでも何とか勝ち上がって自信をつけてもらえたらいいなって思ってます」

――意気込みをお願いします。
 「全日学ではダブルスとシングルスどっちもあるんですけど、自分の持ってる力を全て出し切って最高の形で終われるように頑張りたいと思います」

浅見
――秋季リーグ戦を振り返っていかがですか。
 「緊張しましたが、楽しかったです。デビュー戦ということで、試合前はたくさんの人が励ましてくれましたし、試合中も盛り上げてくれてうれしかったです」

――オーダー入りした時の率直な気持ちはいかがでしたか。
 「歩さん(山本歩・商4=出雲北陵)がケガをしていて、出場できないかもしれないとは言われていたので、代役を務められるように備えようと思っていました」

――秋季リーグ戦を経て得た学びはありますか。
 「本番で100パーセントの力を出し切れませんでした。緊張した場面で、プレー(強度)をもっと強くしないといけないと感じました」

――全日学を目前に控えた現在の心境はいかがですか。
 「今さら緊張してもしょうがないので、今できることをやろうと思っています」

――全日学に向けて、重点的に鍛えている部分はありますか。
 「サーブの調子を戻すことはもちろんですが、バックの技術に重点を置いています。どうしてもフォアに頼ってしまう部分があって、フォアで決めるのが自分のプレースタイルなのでしょうがないのですが、強みであるフォアにつなげていくためにもバックを強化しています」

――今回の対戦相手で、ライバルとして意識している選手はいますか。
 「2回戦で高校の先輩(原田春輝・専大)と当たるんです。尊敬する先輩で、ライバルと言ったら恐れ多いですけど、先輩には勝ちたいです。あと、3回戦には前出(前出陸杜・中大)がいて、彼とは小学生の頃から戦っていて負け越しているので、この2人が勝負です」

――最後に意気込みをお願いします。
 「ダブルスは松田さんと組ませていただいているので、絶対に上位にいきたいです。シングルスでは、まずは2回戦で先輩を倒して、そこから勝ちを重ねていきたいです」

――ありがとうございました。

[晴山赳生、寺井和奏]