
(122)箱根駅伝予選会事後インタビュー⑩/東原豪輝
第101回箱根駅伝(箱根)の出場権を懸けて行われた箱根駅伝予選会(予選会)。高温多湿という最悪のコンディションでのレースとなり、選手の走りは低調だった。ボーダーの10位には59秒届かず、明大は7年ぶりに本選への出場を逃すことに。まさかの敗退に何を思うのか。今回は監督とエントリーメンバー14人のレース直後の声をお届けする。
第10回は東原豪輝(政経4=大阪)のインタビューです。
東原
154位 1時間6分41秒
——当日のコンディションはいかがでしたか。
「コンディションはいつも通りで、良い悪いはなかったです」
——精神的な面はいかがでしたか。
「予選会に懸ける思いが強かったので緊張はしていました」
——レースの振り返りをお願いします。
「ハーフマラソンに対する不安があったので、それが結果に出てしまいました。最初から抑え気味に入ってしまったことで集団に埋もれ込んでしまって抜け出せなくなりました。そのままずるずると落ちてしまって、最後ペースを上げ切れずに終わってしまったので、そこは反省点かなと思います」
——チーム全体の振り返りをお願いします。
「練習で調子の良い選手に頼り過ぎしまいました。やはり4年生が引っ張っていく立場なので自分たちが結果を残さなければいけなかったのですが、後輩たちに任せ過ぎてしまっていました」
——1年生の活躍が目立ちましたが3人の走りについてはいかがでしたか。
「1年生は合宿からしっかり走り込めていて、今回出た3人を含めて力を付けてきています。来年度もっと練習を頑張ってもらって、 本選出場を決めてもらいたいなと思っています」
——今のチームに足りないものは何だと思いますか。
「自分たちのチームは圧倒的なエースがいないので、そういう選手が出てくるとチームもどんどん上がってくるのかなと思います」
——今回で大きな大会は最後になりましたが、4年間を振り返ってください。
「1年生の最初はうまく走れていたんですけど、そこからケガが多くてしっかり走れませんでした。ケガの期間も気持ちの浮き沈みがあって、練習に対する思いも少し低くなってしまった時があったのですが、ここまで続けてきて4年目でいろいろな主要大会に出られてすごく良かったです」
——最後の1年間を振り返ってください。
「最後の1年間は東京六大学対校大会から出させてもらってそこでいいタイムで走ることができました。関東学生対校選手権では入賞できませんでしたが、ベストを出すことができて、全日本大学駅伝予選会も組2着で自分の中では納得した走りができました。ですが4年間で箱根を走りたい思いがあったので予選会は結果を残したかったんですけど、距離に対する不安が結果に出てしまいました。ずっとケガが多かったので、いろいろなケガからもっと早く復帰できていれば、もう少し走れていたのかなと思います」
——来年度以降後輩たちにはどのようなことを期待しますか。
「自分たちは4年間全て予選会からスタートしているので、 来年度からは自分たちの目標だったシード権獲得をしてほしいです。そして、常にシード権を獲得できる強い明治であってほしいなと思います」
——ありがとうございました。
[島田五貴]
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