
(120)箱根駅伝予選会事後インタビュー⑧/井上史琉
第101回箱根駅伝の出場権を懸けて行われた箱根駅伝予選会(予選会)。高温多湿という最悪のコンディションでのレースとなり、選手の走りは低調だった。ボーダーの10位には59秒届かず、明大は7年ぶりに本選への出場を逃すことに。まさかの敗退に何を思うのか。今回は監督とエントリーメンバー14人のレース直後の声をお届けする。
第8回は井上史琉(政経1=世羅)のインタビューです。
井上
132位 1時間6分22秒 PB
――本選出場を逃す結果となりましたが、どのように受け止めていますか。
「普段の練習の様子から考えると、普通に走れば予選を通過できると思っていました。正直、落ちることはあまり考えていなかったので、本当に悔しいです」
――コンディションはいかがでしたか。
「今日はスタートから調子がすごく良いと感じていました。15キロまでは集団走の予定でしたが、自分の調子が良かったので、10キロ手前くらいで集団を離れて前で走りました。公園に入るまでは順調でしたが、ラスト5、6キロで足が持たなくなり、最後はあまりタイムを稼げなかったという感覚です」
――暑い中でのレースでしたが、どのように対策しましたか。
「水分をいつもより多く取るようにし、レース前には氷で首や脇を冷やして対策しました。そのおかげで脱水症状にはなりませんでした。暑さの影響が全くなかったわけではありませんが、しっかりと対策して走れたと思います」
――初めて予選会を走った感想を教えてください。
「自分の前に多くの選手が走っていて、実力不足を強く感じました。特に後半になるときつくなってしまう部分が課題です。他大学の選手との実力差も大きいと感じました。この経験を生かして、1年後はしっかり予選通過に貢献できるように頑張りたいです」
――今回のレースで、成長を感じた場面はありましたか。
「7月にハーフマラソンに出たときは2、3キロでかなり苦しくなりましたが、今回はそれよりも速いペースで走り、13、14キロまでは余裕を持って走ることができました。夏合宿などの練習の成果が出たと思います」
――来年度に向けての意気込みをお願いします。
「来年度はこの予選会で集団走ではなく、個人でタイムを稼げる選手になりたいです。これからの1年間、関東学生対校選手権や全日本大学駅伝の予選会に向けて1からしっかり練習していきたいと思います」
――ありがとうございました。
[武田隼輔]
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