
(109)箱根駅伝予選会事前インタビュー⑬/溝上稜斗
目前に迫った箱根駅伝予選会(予選会)。明大は最大の目標である箱根駅伝(箱根)でのシード権獲得に向け、まずは出場権を獲得する戦いに挑む。例年に比べ厳しいレースになることが予想される中、戦いを前に選手たちは何を思うのか。今回は予選会にエントリーされた14人の選手のコメントをお届けする。
第13回は溝上稜斗(商4=九州学院)のインタビューです(この取材は10月11日にオンラインにて行われたものです)。
――現在のコンディションを教えてください。
「菅平合宿から順調に練習を積めていて、あの時は7割ぐらいだったのですが、そこからしっかり状態を上げることができています。残り1週間でしっかり調整してピークを持っていきたいです」
――心境はいかがですか。
「正直、楽しみが大きいです。下馬評では『大丈夫なのか』という声も聞いたりしました。ですが自分は結構楽しみで、みんなの練習を見てもいけるという自信があるので不安より早く本番を迎えたいという気持ちです」
――昨年度は体調不良もあり、今回が初めての予選会となります。
「初めての予選会と言っても、やはり4年生なのでフレッシュな気持ちというよりチームを引っ張らないといけないと思っています。今まで走ったことはないのですが、現地に行って、雰囲気などは知っています。あとは過去の動画を見て、しっかりイメージトレーニングはできているので、初めてだからといって浮き足立たずにしっかり落ち着いて自分のレースをしたいです」
――レースプランを教えてください。
「15キロまでは1キロ3分ペースでいって、公園内で後半を上げられたらベストです。最低でも1キロ3分ペースをキープして目標は63分10秒前後で、最後上げ切って62分台までいければいいなと思っています」
――集団走となりますが、意識されることはありますか。
「自分が集団を3分ペースぐらいで引っ張ることになると思います。ですが、あまり集団のことを意識し過ぎて自分の走りができなくなっても良くないので、自分は自分のペースで、3分ペースでおしていくことを意識していこうと考えています」
――コースの印象はいかがですか。
「少し違うのですが、2年前に日本学生ハーフマラソンを走ったことがあって、やはり公園内は細かいアップダウンがあって、リズムが崩れやすいという印象を受けました。昨年度に予選会を走った人のアドバイスから、下りで勢いを付けて上りを登ることを意識して走りたいと思います」
――現在のチームの雰囲気はいかがですか。
「夏合宿を終えて、やはり全体的にまとまりつつあると思います。中間層だったり、1年生もしっかりAチームの練習でこなせる人も増えてきてるので、チームの雰囲気はいい方向に行っていると思います」
――予選会に向けてどのような準備をしていきますか。
「まずは風邪をひかないことと特別なことをしないという二つに気を付けて、いつも通りの生活と練習のサイクルをやっていきたいと思います」
――調子が良いと思う選手を教えてください。
「新谷(紘ノ介駅伝主将・政経4=世羅)がすごく上がってきています。菅平合宿はBチームで練習していたのですが、最後からはもうずっとAチームで継続して練習をやっています。Aチームの先頭で集団を引っ張ったりしていて、ここでキャプテンの新谷が戻ってきたのはチームとしても精神的にも大きいです」
――予選会に向けての意気込みをお願いします。
「楽しみでワクワクしているので、しっかりやるべきことを残りの時間でやって、4年生にして初めての予選会なので、過去3年間の分もしっかりチームに貢献できるように頑張りたいと思います」
――ありがとうございました。
[原田青空]
予選会まであと1日
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