
(107)箱根駅伝予選会事前インタビュー⑪/尾﨑健斗
目前に迫った箱根駅伝予選会(予選会)。明大は最大の目標である箱根駅伝(箱根)でのシード権獲得に向け、まずは出場権を獲得する戦いに挑む。例年に比べ厳しいレースになることが予想される中、戦いを前に選手たちは何を思うのか。今回は予選会にエントリーされた14人の選手のコメントをお届けする。
第11回は尾﨑健斗(商4=浜松商)のインタビューです(この取材は10月13日にオンラインで行われたものです)。
――現在の心境はいかがですか。
「走る準備といった後悔のない過程は踏んできました。ここまで来たら後は調整するだけなので、計画通りできていると思います」
――残り1週間でどのような調整をしていきたいですか。
「ここまできつめの練習が多かったので、コンディショニングの部分を意識していきたいです。例えばちゃんと睡眠を取ることや体を休めるという部分に力点を置いてやっていきたいと思っています」
――菅平合宿の取材では、ジョギング量を維持していきたいと話していました。予選会前となり、今の練習状況はいかがですか。
「直近までジョギング量を減らさないということは徹底してやっていました。ここからは少しずつ減らしていくので、やることは変わっていく感じです」
――今回は1年時以来の予選会エントリーとなりました。
「1年生の時は先輩方が強かったので、自分はとにかく気楽に走るというか、チャレンジャー精神での予選会でした。今年度は4年生で最終学年なので、失敗は正直できないです。どちらかといえばチームのタイムを稼ぐ側の立ち位置だと思うので、そこの責任はとても大きいと思っています」
――レース展開はどういったものを考えていますか。
「コースや気温にもよると思いますが、やはり後半はタフさが求められると思います。アップダウンもあるので、例年のいろいろな選手のデータを見ても、後半(タイムが)落ちている選手が多いです。ラスト5キロが大事になってくるというのは自分の中でも思っていて、それはチームでも共通認識になっています。そこをしっかり走れるかというのを自分の中で一つの目安にしています」
――現在のチーム状況を見て本選出場への感触はいかがですか。
「昨年度以上の準備はできていると思います。過程をきちんと踏めているので、そこに関して結果を出すための裏付けはきちんとあります。残りの1週間、コンディショニングの部分でちゃんとやれば結果はついてくると思っています」
――目標タイムはありますか。
「64分切りは一つの目安として自分の中で立てています。これは最低限というか、自分の中で妥当性のある目標であって、いざ本番走ったら63分前半や62分台を出すぐらいの結果の上振れは考えています」
――チームとしての目標と意気込みをお願いします。
「今大会の一番の目的は予選を通過することです。個人として結果やタイムは求める部分ではありますが、チームが通るためというのを意識して臨みたいです。できることはあと1週間で限られてきているので、残り期間でできることを後悔なくやって、本番挑みたいと思います」
――ありがとうございました。
[石井遥]
予選会まであと2日
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