(17)秋季リーグ戦後コメント 平賀龍生主将

2024.10.07

秋季リーグ戦後の平賀龍生主将(文4=明豊)のコメントをお届けします。
(この取材は9月24日に行われたものです)

——秋季リーグ戦を振り返っていかがですか。
 「結果的にこんなに大混戦になると思わなかったので、その中で勝ち切れなかったのは少し悔しい部分ではあります。でも1年間通して自分が主将としてチームをつくってきて、それなりに明治らしさは出せたのかなと思います」

——優勝を逃してしまった要因はありますか。
 「1日目に早稲田に1―4で負けたことが最後の最後まで響いたかなと思っています。早稲田に勝っていれば専大戦の負けがあっても優勝だったので、向かってこられて打ち返せなかったというのが敗因ですね」

——リーグ戦初日に敗北を喫して、その後のチームの雰囲気はいかがでしたか。
 「早稲田が他に負ける可能性もあったので、まだ優勝のチャンスがあるという気持ちで切り替えてやっていかないといけないと思っていました」

——秋季リーグ戦を通して、主将として意識していたことはありますか。
 「試合だけというわけではないんですけど、僕は周りの大学の主将と違ってプレーでチームを鼓舞できるわけではなかったので、秋季リーグ戦に限らず日頃からどうやったら大事なところで勝てるとか、質の高い練習ができるかというところは日々考えてやってきました」

——ベンチから見て、出場している選手たちの姿はいかがでしたか。
 「周りの大学と違うところは、明治は〝誰に勝っても当たり前〟みたいな感じで。(そういう)〝勝って当たり前〟というプレッシャーの中であれだけしっかり堂々と自分たちのプレーができてたというのはすごいなと思います」

——下級生の活躍が目立ちましたがいかがですか。
 「自分たちが2年生の時を思い出しました。1年生の時はリーグ戦がなかったんですけど、2年生の時に僕合わせて同級生4人試合に出ていて、ただがむしゃらに向かっていくだけという感じだったんですけど、それを見ている感じでした。一点一点に貪欲に、がむしゃらに頑張ってる姿は見ていて、チームの雰囲気も明るくなるので良かったなと思っています」

——同期の松田歩真選手(商4=野田学園)、手塚崚馬選手(政経4=明徳義塾)といった選手が試合に出ている姿は、どのように映りましたか。
 「やっぱり(レギュラーには)1年生とか2年生が多くなっているので、最終戦オーダーに入った山本(歩・商4=出雲北陵)も含めて4年生にかかるプレッシャーは大きかったと思います。その中でチームを引っ張りながらプレーでも見せて、すごく責任というかプレッシャーはあったと思うんですけど僕以上にチームを盛り上げてくれたなと思います」

——ご自身のリーグ戦の一番の思い出を教えてください。 
 「やっぱり(2年時秋の)専修大学戦の7番で勝てたのが一番の思い出です。専修大学と全勝対決だったのですが、普通に戦ったら勝てないような選手を7番に置かれていて不利かなというところで、チーム力とリーグ戦の独特な雰囲気を味方にして勝ち切れたのは良かったです」

——来年度以降へ向けて後輩たちにメッセージをお願いします。
 「毎年そうなんですけど、2年生で優勝してから、それ以降優勝できない時に『やっぱり1敗したら優勝できないよね』というのはすごく言っていました。全勝しないと優勝できない、それ以外はもう運とかそういう勝ち負けになってくるので、全勝できるだけの力を付ける必要があると思います。団結力とか応援面も他の大学の方が勝っているところもあると思うので、日頃の練習から団結力というか、チーム全員が同じ目標に向かって頑張ることがすごく大事かなと思います」

――ありがとうございました。

[冨川航平]