(94)菅平合宿インタビュー③/堀颯介、室田安寿

2024.10.01

 今年度も菅平にて行われた長距離部門の3次合宿。そこには、来たる大一番に向け、リベンジに燃える選手たちの姿があった。全日本大学駅伝予選会(全日本予選)での悔しい結果がチームにもたらした危機感。今年度こそ、古豪から強豪へ。紫紺の輝きを取り戻すべく、日々研さんしている選手たちの最新の声をお届けする。

 第3回は堀颯介(商3=仙台育英)、室田安寿(情コミ3=宮崎日大)です。


――現在のコンディションを教えてください。
 「今月の初めはケガをして離脱してしまいました。そこから復帰するにあたって動きも良くなっていて、箱根駅伝予選会(予選会)に向けていい状態で臨めると思っています」

――合宿の目標を教えてください。
 「合宿のテーマは過去最大に走り込むことです。妙高合宿、紋別合宿では例年に比べて走り込めていると思うので、この後は調整できれば例年よりもいい状態で予選会に臨めそうです」

ー―今年度から新しく取り組んだことはありますか。
 「今回の合宿から補強の回数を増やして、体の土台をつくれてきています」

――合宿の練習の消化率はいかがですか。
 「合宿での練習はあまり得意ではありませんでしたが、今回の練習の消化率は高い方だと思います。辛い時こそ成長すると思うので、耐えて練習についていきたいです」

――シーズン前半を振り返っていかがですか。
 「シーズン前半は自己ベストに近いタイムで走れたり、自己ベストから2分ぐらい遅くなってしまったりと安定感のないシーズンインでした。しかし、レース中に見つかる課題も多く、それらを夏合宿では修正できています。合宿で得られたものは大きいのかなと思います」

――チームの一員としてどう貢献していきたいですか。
 「前半シーズンはトラックでチームに迷惑をかけてしまったので、後半の駅伝シーズンは自分の強さであるロードでチームに貢献できるように頑張りたいです」

――最後に今後の意気込みお願いします。
 「難しいチーム状況の中ではありますが、その中でも目標であるシード権獲得に向けて自分のできることを精一杯頑張りたいと思います」

――ありがとうございました。

室田
――現在のコンディションはいかがですか。
 「練習を順調に消化できてはいるのですが、合宿も後半なので疲労も溜まってきています」

――今回の夏合宿のテーマと目標を教えてください。
 「チーム全体としての合宿のテーマは、距離を踏んでハーフマラソン、箱根駅伝(箱根)につながる合宿にすることです。個人としてもハーフマラソンで走り切れるように走り込みを意識していました」

――合宿で一番強化された部分を教えてください。
 「走り込みには一番取り組みました。またそれに並行してトレーニングで筋力の補強を行いました」

――昨年度と比べて成長を感じられる部分はありますか。
 「昨年度は自分に甘えがあって、合宿をうまく消化できませんでした。それに比べたら今年度は主力としての自覚が芽生えてきて、Aチームで練習に臨んだり、練習量を確保したりすることで成長していると感じます」

――前半シーズンを振り返って、収穫と課題はありましたか。
 「コンディションが悪い中でも関東学生対校選手権や全日本予選などの主要な大会を走らせてもらえて、多くの経験をすることができ、自分に主力としての自覚が芽生えました。悪かった部分としては、勝負どころで勝負できない点が課題です」

――予選会の意気込みとその先の箱根に向けての意気込みをお願いします。
 「予選会はチームとして突破しないといけない最初の壁なので、そこに貢献できるようにしたいです。3年生としてチームを引き上げる走りや声掛けをやっていきたいなと思っています」

――ありがとうございました。

[原田青空、加藤菜々香]