(13)シーズン直前インタビュー 丸山英希

 長いオフシーズンを越え、ついにシーズンが開幕する。新たに明大の一員として氷上を舞う選手もいれば、今シーズンで引退となる選手もいる。新たなシーズンの始まりを前に何を思うのか。本インタビューではそれぞれの選手の思いをお届けする。

(このインタビューは9月19日に行われたものです)
第6回は丸山英希(法1=宇都宮短大付属)のインタビューです。

――大学生活はいかがですか。
 「授業が難しくてついていけないところもあるんですけど、友達に少し助けてもらいながら頑張っています」

――大学の授業と競技の両立は大変ですか。
 「そうですね。でも練習の合間の時間とかをうまく使って頑張って勉強しています」

――今シーズンのプログラムについて教えてください。
 「SP(ショートプログラム)は『Beautiful Things』で、FS(フリースケーティング)は昨シーズンと変わらず『ロミオとジュリエット』です」

――プログラムの中で特に注目してほしいポイントはありますか。
 「SPはステップの部分、FSはコレオシークエンスの部分をこだわったので注目してほしいです」

――衣装についてはいかがですか。
 「衣装は毎回母が作ってくれているんですけど、今回は結構自分の思っていた衣装にできたので、これから着て演技をするのが楽しみです」

――8月にサマーカップに出場されたと伺いましたが、そこから見つけられた課題はありましたか。
  「サマーカップまで全然試合に出られていなかったので調子は良くなかったんですけど、 試合の感覚が取り戻せて、そこから一層練習に励むことができました。そのおかげで調子もここまでうまく上がってこられたのかなと思います」

――シーズンに向け重点を当てて練習したものはありますか。
 「サマーカップでジャンプの精度があまり良くなくて、とりあえず今できるジャンプの精度を高めようと思って練習してきました」

――今挑戦しているジャンプはありますか。
 「フリップとルッツをやってはいるんですけど、あまり良くないので、ブロック(東京選手権)では入れる予定はないです。でも東日本選手権(東日本)には間に合うように頑張りたいと思います」

――得意なジャンプの種類を教えてください。
 「トーループとサルコーが特に得意です。なので、そこは試合で絶対に失敗しないように頑張りたいと思っています」

――憧れや尊敬している選手はいますか。
 「常に尊敬している選手はやはり明大の先輩の佐藤駿(政経3=埼玉栄)選手ですね。普段は同じリンクで練習をしているんですけど、やはり世界で活躍している選手なのですごく尊敬しています」

――夏の合宿に行かれたと伺いましたがいかがでしたか。
 「やはり明大の選手のレベルの高さがより一層感じられて、自分ももっと練習を頑張らないとなと思いました」

――夏休みの思い出はありますか。
 「スケートの友達の家に集まって遊びました。あとコーチの大島先生(大島淳さん)の家に行ってバーベキューしたのはいい思い出です」

――仲のいい選手はいますか。
 「明治大学は先輩も同期もみんな分け隔てなく仲がいいので特にいないです」

――試合前のルーティーンはありますか。
 「特にないですね。なんか変にそういうのをやって、試合になってしまうと余計焦って緊張してしまうので、あまり普段と変わらないようにして、いつも通りプログラムをやろうと心がけています」

――現時点でプログラムの完成度はどのくらいですか。
 「SPはかなり仕上がってきているんですけど、FSはまだミスが多くて、FSが少し心配かなという感じです」

――今シーズンの目標を教えてください。
 「昨シーズンの東日本で自己ベストを出せたので、今年も同じく東日本で自己ベストを出せるように頑張りたいと思っています」

――最後にファンの皆さんにメッセージをお願いします。
 「いつも明大の応援ありがとうございます。明大の名に恥じないように精一杯演技をするのでよろしくお願いします」

――ありがとうございました。

[杉山瑞希]

(写真は本人提供)