
(85)日本インカレ事前インタビュー⑥/増子風希、加世堂懸、小林周太郎
全国から強者が集い、短距離・競歩ブロックの大一番となる日本学生対校選手権(日本インカレ)。夏の鍛練を乗り越えた選手たちの準備は万端だ。それぞれがさらなる高みを、そしてチームとして「One Team」を目指す。今回は、そんな大舞台を迎える選手たちの声をお届けする。
第6回は増子風希(政経1=学法石川)、加世堂懸(商2=仙台育英)、小林周太郎(営2=伊賀白鳳)のインタビューです。(この取材は9月15日に対面で行われたものです)
増子
男子1500メートル
――現在の調子はいかがですか。
「シーズンインから比べて徐々に上がってきている状態ではあります」
――夏までどんな練習を積まれてきましたか。
「8月から合宿が始まって、距離を伸ばすような感じで踏んできて、 土台づくりをずっと行ってきました。この菅平合宿でスピードの要素を入れるような形で日本インカレに向けてやってきました」
――U-20日本選手権の際に後半のスタミナ面を課題に挙げていましたが、今回の合宿で取り組まれていることはありますか。
「まず距離を伸ばしてスタミナをつけることが今回の夏の目標だったので、 距離はちゃんと踏むことができました。あとはスピードをちゃんと維持できるようなスタミナも今回の菅平でできてきているので、日本インカレで発揮したいと思います」
――日本インカレに向けてどのような心境ですか。
「自分は1年なので、上の学年だったり、タイムが早い方がたくさんいらっしゃるので、 チャレンジャーという気持ちで挑戦していきたいなと思っています」
――目標順位とタイムを教えてください。
「決勝進出とタイムは3分50秒切りを目標に頑張ります」
――最後に今後の意気込みをお願いします。
「日本インカレは挑戦者のような強い気持ちを持って挑んでいきたいと思います。今後は多分長い距離に移行していくと思うので、ちゃんと距離に対応できるように、長い距離に慣れていきたいと思います」
――ありがとうございました。

加世堂
男子1500メートル
――現在の状態はいかがですか。
「ちょうど3日前ぐらいに足をケガしてしまって、日本インカレに間に合うかまだ分からないのですが、それまでやれることをやって、スタートライン立てたらいいなと思っています」
――出られるか分からないとのことですが、日本インカレを控えた今の心境を教えてください。
「菅平に来ていい感じにやってこられたのですが、ちょうどそういうところでケガしてしまったので、実力不足かなっていうのもありますし、日本インカレ出るからにはしっかり決勝目指して頑張りたいなと思います」
――夏合宿中に強化してきたことはありますか。
「ジョグは大切にしました。最低限しっかり走るようにはできたかなと思います」
――出場する場合は目標とするタイムや順位はありますか。
「予選から結構厳しい戦いになると思いますが、予選をしっかり突破して、決勝は最後しっかり全部出し切れるように頑張りたいなと思います」
――同じく1500メートルに出場される増子選手の印象はいかがですか。
「少しまだ苦戦してるというか、大学の環境に慣れきれていないのかなというのもありますが、今回の日本インカレなど大きな試合を通して、大学の試合に慣れていってくれたらいいなと思います」
――最後に意気込みをお願いします。
「箱根予選会もチームとして控えいてるので、そのためにも一ついいスタート、流れを作れるように頑張りたいなと思います」
――ありがとうございました。

小林周
男子3000メートルSC
——ここまでのコンディションはいかがですか。
「夏場にあまり調子が良くなく、全然調子が上がりませんでしたが、9月に入り、調子としても今は上がってきていると思っています」
——春に行われた関東学生対校選手権(関東インカレ)の結果を踏まえ、何か変わったことはありますか。
「関東インカレからはあまり大きなことは変えずにずっとやって来ましたが、練習の中でのメリハリというのをしっかりつけるように意識しました」
——合宿の練習の消化率はいかがですか。
「ぼちぼちみたいな感じです。できる練習はちゃんとこなせるようにしていますが、やっぱり自分の苦手な練習があるので、 そこはあまりできなかったところかなと思います」
——苦手な練習を具体的に一つあげるとしたら何になりますか。
「有酸素というか、長い距離を走って押し切っていく練習です」
——この合宿で重点的に取り組んでいることを教えてください。
「菅平は結構標高が高いと思うので、しっかりポイント練習をこなし、質が高い練習の時にはしっかり追い込むということをしています。また、ジョグをしっかり走るということも結構意識しています」
——日本インカレに向けた今の心境を教えてください。
「今は本当に調整期間で、何がどう起こるかわからないので、ワクワクしています」
——日本インカレにはどのような印象がありますか。
「日本インカレというと、やっぱり全国の強い人たちが集まる大会だと思います。 自分は今回初めて出るので、チャレンジャーという気持ちでやっていこうかなというイメージでいます」
——意気込みをお願いします。
「自分は全体としてトップ10にも入っていないくらいのランキングの選手なので、しっかり8位以上の入賞ラインの選手としっかり戦って勝っていけるようにやっていきたいなという風に思います」
――ありがとうございました。
[加藤菜々香、原田青空、安田賢司]
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