
(83)日本インカレ事前インタビュー④/中谷颯汰、原田真聡
全国から強者が集い、短距離・競歩ブロックの大一番となる日本学生対校選手権(日本インカレ)。夏の鍛練を乗り越えた選手たちの準備は万端だ。それぞれがさらなる高みを、そしてチームとして「One Team」を目指す。今回は、そんな大舞台を迎える選手たちの声をお届けする。
第3回は中谷颯汰(農2=相洋)、原田真聡(文2=東農大二)のインタビューです。(この取材は9月13日、9月15日にオンラインで行われたものです)
中谷
男子4×400メートルR
――夏合宿はいかがでしたか。
「自分は6月の大会でケガをして練習が積めていなかったので、合宿でしっかり練習を積みました」
――特に何を重視して練習しましたか。
「走り込みの前の動き作りを大事にして、走る量を人より増やすことを意識しました」
――現在の調子はいかがですか。
「ハムストリングスの肉離れをしてしまって、そこがまだ気になるかなという状態です」
――日本インカレはどのような位置付けの大会ですか。
「今回は多分出場することが難しいので、サポートに回るという形です」
――復帰戦は決まっていますか。
「今期は試合に出ずに冬季練習に入るか、 今期1回くらい出て終わるのかというところで迷っています」
――中谷選手から見て、リレーメンバーの中で調子の良い選手はいますか。
「同期の原田がすごく良い走りをしていて、調子が良いのではないかと思います」
――チームとしての目標を教えてください。
「今までマイルリレーで入賞したことがないので、マイルリレーで決勝に進むのが目標です」
――今後に向けて意気込みをお願いします。
「復帰戦はおそらく来期の春になると思うので、そこで他の人よりタイムを出してメンバーに入れたらと思います」
――ありがとうございました。

原田
男子200メートル
男子400メートル
男子4×400メートルR
――日本インカレを控えた心境はいかがですか。
「今シーズンは自分が望むような結果があまり出ていないので、少し不安はあるんですけど、昨年度よりもいい結果を出せるように頑張りたいです」
――現在のコンディションはいかがですか。
「やりたい練習はしっかりできていて、上り調子ではあると思います」
――この夏はどのような練習を積んできましたか。
「スピード系の練習もやりつつウエートトトレーニングなど、自分の体の芯から鍛えるような練習を多く積んできました」
――関東学生対校選手権(関東インカレ)後に課題として挙げていた、後半へのつなげ方の改善に関してはいかがですか。
「8月の中旬に出たグランプリの試合でうまく後半につなげられるようなレース展開ができたので、うまくそこが改善できているのかなと思います」
――8月中に200メートルのPB、400メートルのSBが出ていましたが、好調の要因は何だと思いますか。
「普段の練習の中で速い先輩と一緒であったり、競って練習をしたりと、実際のレースを想定した練習ができているのが大きいかなと思います」
――特に影響を受けている選手はいますか。
「OBの野口(航平短距離支援コーチ)さんや同級生である神戸(毅裕・営2=明星)は、一緒に練習をしてきて自分の中で刺激になっているので、本当に練習仲間としてありがたい存在です」
――今大会で出場される各種目のタイムや順位など、具体的な目標を教えてください。
「400メートルは自己ベストと去年の結果を超えるのが目標です。200メートルに関しては400メートルにつなげられるようなレースをしたいです。4×400メートルRは関東インカレでようやく日本インカレの標準記録が切れたので、そこからチーム全体としてどれくらい成長しているのかを見ていきたいです」
――マイルに関してチームの皆さんで意識して練習していたことはありますか。
「マイルメンバーが全員集まって、集団で同じメニューをこなすというマイルのレース展開を意識した練習をしてきています。それで成長した部分を見せていきたいなとは思っています」
――インカレへの意気込みをお願いします。
「全力を尽くして頑張っていきたいです」
――ありがとうございました。
[春田麻衣、橋場涼斗]
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