
(13)秋季リーグ戦事前インタビュー 平賀龍生主将×手塚崚馬×松田歩真
ついに関東学生秋季1部リーグ戦(秋リーグ)が明日開幕。明大は今年度関東学生春季1部リーグ戦(春リーグ)3位、全日本大学総合選手権・団体の部(団体インカレ)ベスト16と優勝から遠のいている。秋リーグでは王座奪還を果たし、復活ののろしを上げたい。今回は平賀龍生主将(文4=明豊)、手塚崚馬(政経4=明徳義塾)、松田歩真(商4=野田学園)のインタビューをお届けする。
(この取材は9月3日に行われたものです)
――現在のコンディションや心境などお願いします。
平賀(以下、平):コンディション的には自分のプレーはいいですし、チーム的にも優勝目指して明るい雰囲気で練習に取り組めているかなと思っています。心境としては、春リーグ前半戦全勝してから1敗して負けたので、その悔しさというか、リベンジするっていう気持ちは、しっかり忘れないでやっていきたいなと思っています。
松田(以下、松):コンディションはここ1カ月ぐらいいいので、 自信持って試合に臨めるかなって思います。心境も、状態はいいので前向きなプレーができると思います。
手塚(以下、手):今回が最後のリーグ戦ということで、4年生はとても強いと思いますし、 チーム自体も優勝に対して強い気持ちはあると思うので、いいと思います。自分自身も調子自体悪くないので、あとは思い切って自信持ってやるだけかなって思います。
――インカレの結果について改めて振り返っていかがですか。
平:結果としてはベスト16でちょっと悔しい結果にはなりました。目標としては優勝を目指してやってきましたが、切り替えてリーグ戦優勝目指したいです。
松:対戦相手も強かったので16っていう結果なんですけど、(専大は)もっと先のところで当たってもいいような学校だったので、そこで競って負けたのは反省するとこなのですが、そこあまり考え過ぎずにリーグ戦はリーグ戦で頑張りたいです。
手:春もインカレも優勝できず終わってしまって、インカレの後はみんな悔しくて、秋のリーグに対しての気持ちも高まったと思うので、逆にみんないい気持ちで臨めるかなって思います。
――インカレを終えて強化してきた部分などはありますでしょうか。
平:自分は試合出てないので、技術面は何とも言えないんですけど、 やっぱり実力的には同じぐらい、どこが優勝してもおかしくないので、その中で 一本一本取れるその勝負強さってところが必要かなと思います。リーグに向けて、反省点としてはやっぱりチーム力ってとこだったんで、試合に出る人だけじゃなくて、チーム全体で優勝目指していきたいです。
松:インカレでは、去年と一昨年もあまり自分の納得いくようなプレーができてなかったのですが、今年のインカレでは個人としては納得いくプレーができていたので、そこは自信につながりました。そこから2カ月ぐらい経ったのですが、自分のプレー自体も前よりも良くなってはいるので、すごい経験としては良かったかなと思っています。
手:終わってから結構期間が空いて試合もそんなになかったので、逆にリーグ戦に対してしっかり集中して、練習であったり私生活も取り組んで臨めると思います。あと少しなので、体調管理とかしっかりしながら頑張っていきたいなと思います。
――皆さんは4年生で最後のリーグ戦です。これまでのリーグ戦を振り返って思い深い試合やリーグ戦に対するイメージなどはありますでしょうか。
平:思い出といえば、自分が試合出ていた2年生の時、7番で2回出たのが、すごい思い出に残っています。リーグ戦は独特の雰囲気みたいなあって、勝てなさそうだなみたいな相手にも勝てたりとか、そういう緊張感とか大学の名前を背負って戦っているっていう責任感みたいなところがあります。
松:ベンチに10人以上もいて、相手のチームにも10人以上ベンチの人がいるっていう試合はリーグ戦しかなくて、すごい緊張感の中試合ができるので、それは自分の今まで経験してこなかったものなので、そういう中で試合ができてるってことは自分の成長につながっていると思います。
手:リーグ戦は、みんな学生があこがれる大会だと思っているので、やはりそのあこがれの場で活躍するのは本当とても貴重な機会なので、学生ならではの大会でとてもいい経験だなって思います。
――松田選手、手塚選手は思い出に残っている試合はありますでしょうか。
松:前半に出ることが多いので、試合を決めるってことがないのですが、でも特に団体戦の1番で出た時の、一斉に試合が始まってみんな歓声が上がって、わーって拍手してっていうのは、本当にに鳥肌立つぐらいのものなので、そこが自分の中では一番印象に残っています。
手:僕は逆にどこの場所出たりするので、1番も出たり、7番も出たりとか。いろんな場所で経験させてもらって、戦い方が全然違うなっていうふうに思いました。
――今リーグ戦は4年生としてどのように試合に臨みたいでしょうか。
平:試合に出るかは分かりませんが、主将として、僕が2年生で試合出ている時、松下さん(竜巳・令4商卒)がすごい後ろから大きい声で応援してくださったりして。普段の練習は厳しかったのですが、試合に送り出す時にはすごい背中押してくれてすごい支えになったので、あと少しですけどしっかり選手の調整とか、チームまとめて、試合に出たら支えになれるよう言葉をしっかりかけて勝利に貢献したいなと思っています。
松:自分は最後のリーグ戦なので、自分の個人の結果も大事ですけど、それ以上にチームとして優勝したいので何としてでも。自分のできることは、優勝に向かって勝つことも大事ですけど、それ以上にチームの雰囲気をよくできるようなプレーであったりとか諦めない姿勢とか、そういうのを見せて、後輩たちに感じてもらえたらいいなって思います。
手:4年生最後の大会なので、試合出た時は全力で後悔のないプレーするのも大事ですし、また出ない時も後輩の手本となるようにサポートであったり応援であったり、さまざまなところでしっかり4年生として、集大成として頑張りたいなって思います。
――優勝が目標だと思いますが、改めて優勝のカギになるものは何でしょうか。
平:ここ最近はどこの大学も力的には均等だと思うので、どうしても4―2とか4―3みたいな感じで競る試合が多くて、負けてしまう選手とかもいると思うんですけれども、そこら辺を落ち込まず全員で勝利を取っていくっていうことが大事かなと思います。あとは、毎年後半戦の初っ端で負けることも多いので、 前半戦が終わって空白の期間にしっかり気持ちを引き締めることが大事だと思います。
松:一戦一戦全力で、試合出る人も出ない人も含め全力出して戦ったら、その後に結果はついてくると思います。それで負けても悔いはないし、 勝ったらそれはもちろんうれしいですし。とりあえず全力で全員が出し切ってやることが一番大事だと思います。
手:リーグ戦は個人戦とは違ってチームで戦うので、やはりみんながその優勝に対する強い気持ちが、チームの雰囲気のプレーにも影響してくるので、 そういうところを大事にすれば勝利につながるのかなと思います。
――お互いの印象について伺ってもいいでしょうか。
松:平賀だけじゃなくて、山本(歩・商4=出雲北稜)も手塚も1年生の頃から練習とかもすごい頑張ってやっていて。自主練とかもすごいやっていたので、自分は本当に刺激もらっていました。みんな頑張っているから自分も頑張んなきゃとか思いますし、それで自分も努力できたので、そこはすごい尊敬している部分があります。平賀は結構しっかりしてそうしてしているように見えますが、意外と、何か抜けてるところがあって。
(何かエピドートはありますか)
松:難しいな(笑)。話していたら分かるんですけど、全然話理解できなかったりとか。
手:天然です。
松:後輩にも結構多分親しみやすい感じの性格だと思うのですが、でも主将になって、すごい厳しくすることも必要なので、メリハリじゃないですけど、そこはしっかりしてるので、すごいなと思っています。自分にはできないので、すごいなと思います。
手:僕も松田と一緒で、4年生みんな頑張っていたので、だからこのチームで勝ちたいなって気持ちも強いです。やっぱり最後は優勝して終わりたいなっていう気持ちもあります。 平賀はキャプテンとして本当ちゃんとチームまとめてくれて、僕たちに負担かけないと言いますか、そういう気配りもしてくれて、本当助かっています。
平:とりあえず4年生の印象としては、山本、手塚は全員入ってくる前から、全国大会でも上位に入る選手だったので。小学校の頃から自分は観客席で見てすごいなっていう感じでした。そんな3人と同級生で。追いかける立場だったんですけど、一緒にこうやって卓球できて。歩真の印象は練習声出して元気すごいので、集中する中でも活気ある雰囲気つくってくれます。(松田は)副主将なのですが、僕は主将としてしっかりできていないというか、抜けるとこがあるんで、助けてもらっているってところがあります。崚馬の印象は結構独特なプレーしてるっていうのもありますが、一番最後まで居残りしてるのは崚馬だなみたいなところもあって。毎日の積み重ねで、こうやって結果出てるんだなっていうところを見てます。あとは副寮長なので手配であったりとか、そういう寮生活のことやってくれてるんで、僕も練習の方に専念できて、しっかり4年生で役割分担して支え合っていけてるかなと思っています。
――松田選手と手塚選手はお互いの印象についていかがでしょうか。
松:自分は結構、自分のことで精一杯になっちゃうのですが、崚馬は特に後輩の面倒とかを普段見てくれていて、そういうのをを多分積極的にやってくれてるんで、いい関係を築けてくれてるのかなとは思います。あとは独特……(笑)。見ていて面白いので最後まで後ろで見て笑わせてもらおうかなって思います。
手:リーグ戦の時とか、前半でチームの勢いをつけてくれて、そのまま僕も流れで試合も臨めますし、卓球に対しての強い気持ちを持っていて、また試合の時もプレーを見ていて、や自分たちも頑張んないとっていう雰囲気をつくってくれるので、大事な存在でチームとして柱になってるなと思います。
――最後に改めて目標と意気込みをお願いします。
平:チームの目標としては優勝で、個人としてはしっかりチームをまとめて優勝に導けるようにしていきたいです。意気込みとしては最後ってこともあるのですが、最近意識してるのはやり切るってところだったので、緊張とかもあると思いますが、 選手も選手じゃない方もしっかり自分の役割を出し切れれば、優勝は近づいてくるかなと思ってるので、しっかり思い切ってやっていきたいなと思います。
松:自分ももう最後のリーグ戦なので、それはもちろん結果は個人もチームとしても大事なのですが、楽しみます。このチームで試合するのも最後なので。結果だけにこだわらず、楽しんでプレーしながら、もちろん勝ちを求めてやっていけたらいいなって思います。
手: 僕も同じで、やはり最後なのでやり切って、出し切ったらいいかなって。みんなでやり切ったって思えればいいのかなって思います。
――ありがとうございました。
[新谷歩美]
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