(7)関東大学1部リーグ戦事前インタビュー/越田大翔

 ついに開幕した関東大学1部リーグ戦(リーグ戦)。今年度は12チーム2回戦総当たりの方式で、日体大、専大などを中心に熾烈(しれつ)な戦いが予想される。主将の平松克樹(情コミ4=福岡大大濠)ら4年生がチームを引っ張り、リーグ上位へ。今回は大会に挑む選手たちの意気込みを伺った。

 第6回は越田大翔(政経4=仙台大明成)のインタビューです。(この取材は8月17日にオンラインで行われたものです)

――今季のこれまでの試合を振り返っていかがですか。
 「やはりまだ自分たちの力が出し切れてないなと思いつつも、成長を感じているようなイメージもついていっているので、今はいい感じだなとは思います」

――今季のチームはどのような特徴強みがありますか。
 「特徴で言うとそこまで昨年と大きく変わったことはないのですが、やはり昨年より経験を積んでいる選手が多い分、システムとかディフェンスに関して結構理解しているメンバーも多いので、そういう面で質のいいバスケットをできるのかなと思います」

――夏の合宿で成長した部分や見つかった課題などはありますか。
 「チームとしては、戦術を増やして練習試合の中で通用した部分もあるし、通用しなかった部分もあるので、そこをこの短期間で伸ばしていけたらなと思っています。個人的には合宿の名古屋遠征でいろいろなチームと試合する中で、ドライブが結構通用したと思いますね。ただもっと3Pシュートの部分とか、ディフェンスの部分の課題が自分の中にあるので、そこを伸ばしていきたいなと思います」

――今季のチームとしての目標はですか。
 「リーグ戦はベスト4以内で全日本大学選手権(インカレ)は優勝という目標で挑んでいます」

――ご自身のリーグ戦での具体的な目標はありますか。
 「勝てる試合は絶対勝って、強豪相手に対しても食らいついていくような粘り強さが必要になってくると思うので、それを発揮できたらなと思いますね」

――チーム内での役割どのように勝利に貢献したいなどはありますか。
 「昨年と変わってハンドリング系を使うポジションにもなってきたので、ボール持っている時間で自分が得点取ったり、ディフェンスの面でももっと責任を持ってやらないといけないので、そういうところが自分の役割かなと思っています」

――年生の評価練習での様子はいかがですか。
 「1年生は結構苦しんでいる部分もあるとは感じますね。ただ持っている能力というか、そういう力に関しては、やはり秀でたものがそれぞれあると思うのでリーグ戦とかインカレでその部分を見せられるような状態に持っていくことが結構重要なのかなと思います」

――注目選手はいらっしゃいますか。
 「注目選手で言うなら、やっぱり武藤(俊太朗・政経2=開志国際)は結構注目はしていますね。あとバスケは4、5番のポジションが重要だと思うのですが、その中で武藤と同じ代の大聖(塚田・政経2=土浦日大)はリーグ戦を通して重要な役割を持っていると思います」

――具体的にお二人のどのようなプレーに期待されていますか
 「二人とも基本は何でもできるようなプレーヤーなのですが、特に武藤はリバウンドや球際の部分でチームを何度も助けてくれています。シューティングでもやはり強い部分があるので、そこを結構期待していますね。大聖はやはり身長と腕の長さの身体的に恵まれたところに加えて、留学生と張り合う力も持っているので、器用に試合を展開してほしいなと思います」

――4年生でチームをまとめる立場として、意識されてることは何かありますか。
 「昨年よりは声を出そうと意識はしているのですが、やはり足りない部分があるので、これを伸ばしていきたいなと思っています」

――ご自身の将来につながる重要なシーズンが始まりますが、気持ちの面で変化はありますか。
 「そうですね。やはり自分の目標であるBリーグという舞台で重要になってくるのはリーグ戦とインカレだと思います。昨年とは全く違う緊張感を持ちつつやっていかないといけないと思うので、そこは結構意識しています」

――改めてリーグ戦への意気込みをお願いします。
 「リーグ戦は自分の代がプロを目指すプレーヤーが多いので、自分と他の同級生のBリーグ志望が活躍して、気持ちよくBリーグに行くことができたら最高だと思っています。個人のことだけではなくチームとしても上に行くためには、4年生の代が重要になってくると思うので、そこを意識して頑張っていこうと思います」

――ありがとうございました。

[尾﨑陽菜]