
(6)関東大学1部リーグ戦事前インタビュー/小河原幹太
ついに開幕した関東大学1部リーグ戦(リーグ戦)。今年度は12チーム2回戦総当たりの方式で、日体大、専大などを中心に熾烈(しれつ)な戦いが予想される。主将の平松克樹(情コミ4=福岡大大濠)ら4年生がチームを引っ張り、リーグ上位へ。今回は大会に挑む選手たちの意気込みを伺った。
第5回は小河原幹太(営4=八千代松陰)のインタビューです。(この取材は8月17日にオンラインで行われたものです)
――今シーズンここまでを振り返っていかがですか。
「自分はこの3年間プレータイムが多いわけではなくて、毎年春ぐらいは調子が良いんですけど、そこからリーグ戦に向けてケガなどいろいろあって、あまり本調子ではなかったです。今年はもう4年生で学生スポーツ最後の年なので、そこはこの3年間と少し違った気持ちというか。最後だというところはすごく頭にあって、そこは意識していました。トーナメント(関東大学選手権)に関しては個人的には悪くはなかったと思います」
――関東大学選手権大会でも対戦した大東大は、昨年度もよく対戦しました。
「試合が始まる前や当たると決まってからも、大東さんとはここ数年あまり相性のいいイメージはなかったので、次こそはというところはありました。先ほども『個人的には』と言ったんですけど、チームとしては主力が欠けていたり、まとまり切れてはいなかったのですごく悔しかったですね」
――韓国での高麗大との試合はいかがでしたか。
「トーナメントはうまくいっても、そこから調子を落としてしまうというのが例年続いていたんですけど、今年もトーナメント終わった後に足を疲労骨折して韓国へは行けませんでした。 最近また復帰して、今頑張っているところですね。トーナメント後にチームから離脱するっていう形になってしまったので、そこは悔しかったです。(ケガは問題ないですか)今はもう回復していて、普通にプレーしているので問題ないです」
――8月の合宿はいかがでしたか。
「リーグに向けて時間がない中での合宿だったので、今までとは違って2部練、3部練というところですごく量が多かったです。詰め詰めの合宿だったので体力的にもきつかったですけど、ただ3週間前だったのでやるしかないと。4年生としてチームをまとめて下級生を引っ張れるようにというところを意識して頑張っていました」
――今年度のチームの雰囲気など、昨年度までとの違いなどはありますか。
「去年は選手主体というか、主将が考えてシステムをつくっていたんですけど、今年はスタッフと話し合ったりするところが多いです。組織の仕組みが去年とは大きく変わったかなという気がします。どちらが良いというわけではないですけど、去年は選手が主体で、今年は4年生の学生スタッフと、平松、コーチ陣が話し合って色々決めているところをよく見ます。そういう意味で組織としては去年とは全く違ったシステムなのかなとは思いますね」
――現在特に鍛えていることなどはありますか。
「昨年度と違って、ウェート、フィジカル面ですね。今年はそこに力を入れてきています。自分はケガがあったのでウェートをやる時間は長くて、昨年度よりフィジカルというか、基礎の体作りってところは大学に入って1番やったんじゃないかなと思っています」
――チームの目標を教えてください。
「インカレ優勝を1番に掲げてやっているのでそこはぶれずに。リーグ戦も上位を目指しているんですけど、やはり1番大きいところはインカレ優勝というところですね。優勝を目指すならリーグ戦も上位には入らないといけないというところで、大事になってくると思います。その先のインカレを優勝で締めくくるというのがチームの目標です」
――チームでのご自身の役割はどう感じていますか。
「プレー面で言えば、自分はそこまで点を取るようなプレーヤーではないので、まずはスクリーンやリバウンドという、スタッツではあまり目立たないところでチームに貢献できたらと思っています。あと4年生としてチームまとめたり引っ張っていくというところで貢献できたらなと思います」
――練習していてすごいと思う選手はいますか。
「練習していて軸になっているのは4年生、2年生プレーヤーが多いかなと感じます」
――期待している選手はいますか。
「同級生になるんですけど平松、越田(大翔・政経4=仙台大明成)、伊藤(治輝・政経4=桐光学園)の3人は楽しみですね。(どういった部分ですか)葉山(隆誠・国際4=中部大第一)もしかりなんですけど4年生でプレータイムをもらえそうな選手が多くて、4年間やってきた仲で、最後一緒にコートに立てるのはすごくありがたいことです。個人的に彼らのプレーはすごく見ていて楽しいですね」
――改めて意気込みをお願いします。
「自分は点を取ってチームに貢献するというプレーヤーではないですが、4年生としてチームをまとめるところだったり、試合中に泥臭く、目立たないけれど、今名前挙げた選手たちの助けになれるように頑張りたいです。チームとして目標を達成できるように頑張っていきます」
――ありがとうございました。
[橋本太陽]
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