(5)関東大学1部リーグ戦事前インタビュー/針間大知

 ついに開幕した関東大学1部リーグ戦。今年度は12チーム2回戦総当たりの方式で、日体大、専大などを中心に熾烈(しれつ)な戦いが予想される。主将の平松克樹(情コミ4=福岡大大濠)ら4年生がチームを引っ張り、リーグ上位へ。今回は大会に挑む選手たちの意気込みを伺った。

 第4回は針間大知(情コミ3=福岡大大濠)のインタビューです。(この取材は8月18日にオンラインで行われたものです)

――今シーズンが始まってこれまでを振り返ってください。
 「春の関東大学選手権では大東大に完全に力負けして、チームとしてかみ合ってない感じでした。個人としてはメンバーがいっぱいいる中で自分の役割をどうすればいいかなと悩んだりしました」

――現在のチームの雰囲気はいかかですか。
 「雰囲気は楽しくやれているのは良いのかなと思いつつも、真剣にやれている場面が少し少ないのかなとも感じます」

――今年のチームが重点的に取り組んでいることはありますか。
 「ディフェンスは自分が1、2年生の時以上に取り組んでいて、そこは自分たちが一番やってきたことかなと思います」

――今季のリーグ戦ではどのようにチームに貢献したいと考えていますか。
 「自分はスタメンではなくて、セカンドラインナップとして試合に出場することが多いので、その時はやっぱりスコアリング面で貢献したいと思っています。そして、試合の最後にはクロージングとしてスコアすることももちろんですが、出ているメンバーを見てディフェンスをタイトにしたりなど役割を変えていきたいと思っています」

――明大での針間選手はディフェンスでチームに貢献している姿が印象的ですが、オフェンスでも貢献したいと思った理由を教えてください。
 「元々オフェンスは高校時代から得意だったんですけど、今まではディフェンスを自分が頑張ることでチームの士気を上げたいと思っていました。ですが、今年はディフェンスの意識が全体として強くなってきているので、自分の得意だったオフェンスを出していきたいと思っています

――昨年と比べて成長したと感じる部分はありますか。
 「3Pシュートは今シーズンに入ってから取り組んでいます。最初の方はなかなか結果が出なかったんですけど、最近は試合でも結構入るようになってきて、結果として目に見えるようになってきました」

――夏合宿などを含めた夏の期間を通してすごいと感じた選手はいますか。
 「平松さん(克樹・情コミ4=福岡大大濠)はやっぱりすごいと思います。プロとの練習試合とかでも身長差がありながらも平気で20点ぐらい取ってくるので、すごいなと思いますし、一緒にプレーしていても目が合うことがすごく多くて常に周りが見えているなと思います」

――後輩で注目している選手はいますか。
 「2年の武藤俊太朗(政経2=開志国際)、塚田大聖(政経2=土浦日大)、森田稀羅(営2=北陸学院)です。武藤はいるだけで本当にチームとしての安心感が増すような選手なので期待しています。塚田は今シーズンになってポテンシャルが開花してきていろいろなことができるので相手からしてもかなり厄介だと思います。森田は結構ボール持つ選手なんですけど、周りが見えていますし、フィニッシュ力がすごく高いので期待しています」

――上級生の立場になってチームをまとめるという点で意識していることはありますか。
 「あまり得意じゃないんですけど、できるだけ声を出すようはしています。自分はプレーでチームを引っ張るほうができると思っているので、転がったボールに対して飛びついたりとか全てを全力でやってチームを引っ張るように頑張っています」

――最後に意気込みをお願いします。
 「リーグ戦、全日本大学選手権と続く中で、うまくいかないことのほうが多いと思うんですけど、最後は全員で団結していい結果を残せるように頑張りたいと思います」

――ありがとうございました。

[島田五貴]