(3)関東大学1部リーグ戦事前インタビュー/武藤俊太朗

 ついに開幕した関東大学1部リーグ戦。今年度は12チーム2回戦総当たりの方式で、日体大、専修大などを中心に熾烈(しれつ)な争いが予想される。主将の平松克樹(情コミ4=福岡大大濠)ら4年生がチームを引っ張り、リーグ上位へ。今回は大会に挑む選手たちの意気込みを伺った。

 第2回は武藤俊太朗(政経2=開志国際)のインタビューです。(この取材は8月22日にオンラインで行われたものです)

――今期の春の関東大学選手権大会や韓国での高麗大戦など、これまでの試合を振り返っていかがですか。

 「やっぱり春のトーナメントでも、自分たちのバスケットがあまりできていなくて、またメインコートに行けずに負けてしまって。また、韓国の高麗大さんとの試合は2試合あったのですが、1勝1敗で、初日に負けて2日目に勝つことができたので、修正できた点が良かったのかなと思います」

――今期のこれまでの練習の雰囲気はいかがですか。

 「いい時も悪い時もあって、日によってそれぞれの集中力が左右されてしまっているというところがあるので、そこが良くないなと感じていて、改善点だと思います」

――重点的に鍛えていることは何ですか。

 「チーム練習とは別に、練習後に個人それぞれ3Pシュートなどのシュート練習を行っています。またチーム練習ではディフェンスの面を重点的に取り組んでいます」

――今期のチームとしての目標を教えてください。

 「リーグ戦で上位に入ることと、インカレで優勝することです」

――個人としてもチームとしても、昨年から成長したと思う部分を教えてください。

 「個人としては、平均的に得点を取ることができるようになったのと、3Pシュートの確率が上がったことが成長した部分です。チームとしては、昨年より内外でバランスよく得点できる選手が増えた点が成長したと思います」

――自身の役割と、どのように貢献したいかを教えてください。

 「自分の役割としては、3Pシュートを1試合通して打ち続けて決め続けることで、またドライブからのアシストや、ディフェンスとルーズボールのところで貢献していきたいです」

――具体的な目標を教えてください。

 「1試合15〜20得点取らなきゃいけないなと思います」

――普段練習をしていて、練習量やプレー面で尊敬する選手はいますか。

 「主将の克樹さんは、練習前も練習後もずっとワークアウトで自主練しているので、そういった部分ですごく頼りにしています」

――2年生がチームを引っ張る立場だった、新人戦を振り返っていかがですか。

 「新人戦は、自分が代表合宿の関係で新人チームの規定の練習があまりできなくて、3~4回程度しか一緒に練習ができなかったのですが、自分は色々経験が多いので、試合中の声かけなど、そういった部分でもっとチームをまとめられたら勝つことができたのかなと思います」

――新人戦の悔しさから得られたものはありますか。

 「相手に留学生がいたのですが、留学生相手にも戦えるということは証明できたと思います。また、プレーの精度やミスの多さが新人戦で得られた課題でした」

――今期もこれまで代表活動が多かったと思いますが、代表活動に参加して得たものや、チームに還元していきたいことはありますか。

 「代表の試合でも相手が大きかったので、フィジカルの面でどう対応していくかというのは学べましたし、オフェンスでも普通にレイアップシュートをするとブロックされてしまうので、どう工夫をして点を取るかっていうところも学べました。また、代表チームレベルになると、コート上の5人全員が声を出してプレーしているので、そういった部分を明大にも還元したいなと思いました」

――夏合宿ではどの部分を重点的に鍛えましたか。

 「合宿前からずっと2部練習や3部練習が続いていて、夏合宿も3部練習だったので、戦術どうこうよりも、3部練習を乗り越えるメンタルが前よりはついたんじゃないかなと思います」

――秋のリーグ戦で、個人として、またチームとして、期待してほしいところを教えてください。

 「自分の3Pシュートには注目してほしいし、コートに出ている5人だけでなくベンチの雰囲気なども見てほしいなと思います」

――最後に、意気込みをお願いします。

 「昨年はなかなか勝てなくて入替戦ギリギリの順位だったので、今年は必ず勝って上位にいきたいと思います」

――ありがとうございました。

[平良有梨奈]