
(38)総理大臣杯直前インタビュー①/韮澤廉選手
9月4日より第48回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント(総理大臣杯)が開幕する。6月に行われた「アミノバイタル®」カップ(アミノ杯)にて5年ぶり最多4度目の優勝をつかみ取り、関東大学1部リーグ戦(リーグ戦)ではいまだ負けなしの明大。全国から32チームが集まる今夏、2度目の王座を求め東北の地で火花を散らす。
今回はGK韮澤廉(商4=青森山田)のインタビューをお届けします。
――総理大臣杯に向けて、現在のチームの状態はいかがですか。
「監督から日本一という提示がある中で、一人一人が何かを考え、変えようという姿勢を持っていてチームの状況は良いです。リーグ戦は引き分けが多いですが、総理大臣杯はトーナメント戦で勝ち切らないといけない中、メンバーもどんどん入れ替わっていくのでもっとチーム内で一致団結することが大事だと思います」
――「アミノバイタル®」カップを振り返っていかがですか。
「大会直前から自分が出るのではないかと感じていました。初戦は自分のプレーができなくて、もうチャンスはないのではと思っていた中、早大戦で勝利に貢献できたことが勢いづかせてくれました。決勝戦でスタメンと発表されたときには自分がどうなってもゴールを守ろうと強く感じました。決勝では自分のキャッチから得点につながって、自分のサッカー人生の中ですごくいい経験だったなと思います」
――スタメン争いもある中、ご自身の現状をどう考えていますか。
「アミノ杯で優勝に貢献できたのはすごく良かったですけど、リーグ戦になるとサブというところで、物足りなさや悔しさを感じています。しかし結果に関係なく自分がチームのためにやり続けることは決して怠ってはいけないと思います」
――ご自身の強みや注目してほしいプレーを教えてください。
「これというのはないですが、全てのプレーがハイレベルなのが自分では強みだと思っています。何かを見てほしいというよりかは、90分安定したプレーを心掛けているところを見てほしいです」
――4年生としてどのようなことが求められていると思いますか。
「下級生に伝える作業、背中で見せる作業というのをもっと全員がやらないといけないなと感じています。あと4カ月しかないので、もっとやれるのではないかと自分たちに言い聞かせています」
――最後に総理大臣杯への意気込みをお願いします。
「もちろんタイトルを取ることも目標ですが、それ以上に〝日本一〟や〝明治発世界へ〟というところを追求しています。そんな中でも簡単な試合は1試合もないと思うので、一試合一試合大切にしていきたいです」
――ありがとうございました。
[藤原茉央]
◆韮澤 廉(にらさわ・れん)商4、青森山田、184センチ、80キロ
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