
(5)秋季リーグ戦開幕前インタビュー(後編)/五十嵐洸毅×齋藤翼
昨年度の関東学生1部秋季リーグ戦を3位で終えた明治大学グリフィンズ。創部90周年の今秋、伝統を背負い、甲子園ボウル優勝へと挑む。本特集では、櫻井亮監督と4名の選手のインタビューを前・中・後編にわたってお送りする。
後編はWR#19五十嵐洸毅(文3=狭山ヶ丘)、DB#23齋藤翼(法3=明大中野)です。(この取材は8月25日にZOOMで行われたものです)
――オープン戦の振り返りをお願いします。
五十嵐「オフェンスとしては、得点は去年に比べて取れていたイメージはありましたが、その中で1点の微妙な差で負けることが多かったです。また格上のチームに対していいオフェンスができたかと言われたら、個人としてはそうではないと感じています」
齋藤「ディフェンスとしては今まで4年生に頼っていたので、新しい人たちが試合に出るようになって1からまた作り直す感じでした。かなり点を取られた試合が多くてまだ成長途中かなって感じです。若い世代が試合にたくさん出たので経験を積めたのは良かったかなと思います」
――夏の練習はいかがですか。
五十嵐「夏合宿を通してチームとして一体感が出たのかなと思っています。合宿を機に当たり前の部分がちゃんとできるようになってきたのかなと思います。」
齋藤「夏はチームとしてはかなりいい雰囲気で練習できたかなと思っています。メリハリもちゃんとつけて夏過ごしたので成長できたと思います」
――夏合宿で印象に残っていることや感想はありますか。
五十嵐「去年より1泊長くて6泊7日な上、午前午後と結構ハードなメニューが詰め込まれていました。その中できつい場面は普段の練習と比べてやっぱり多かったんですけど、チームメイト同士で声かけ合ったり助け合いながら無事終えられて良かったです」
齋藤「一緒に24時間過ごすことでアメフト以外の部分でもチームメンバーと仲を深めることができました。学年とかのいろいろな壁を越えて交流の輪が広がりました」
――今年度に入って新しく取り組んでいることはありますか。
五十嵐「オフェンスとしては今年は1対1にこだわる意識が強いのかなと思っています」
齋藤「チームとしてはアメフトのテクニックよりも、走り込みとか体の基礎的な部分に時間を当ててることが今年は多くて、その分去年よりも攻めたプレーができるようになってるんじゃないかなと思います」
――今のチームの雰囲気を教えてください。
五十嵐「自分たちが1年の時と比べると、上下関係なく、グラウンド内外問わずいい雰囲気です」
齋藤「グラウンドの外でもみんな一緒にいることが多いので雰囲気はいいと思います」
――お互いの印象をお願いします。
五十嵐「ディフェンスで結構冷静なイメージがあって、落ち着いて後ろからしっかり周りを見て動いて嫌なところに入ってくるなという印象があります」
齋藤「五十嵐は経験者で去年からずっと試合に出てるので、練習で1対1で相手になった時には勝たなきゃなって思ってます」
――練習中に1番意識していること教えてください。
五十嵐「自分のポジションの下級生に教えられることは教えるようにしているのと、プレーに関しては結構メンタルが重要なのかなと思っていて、実戦形式の練習とかに入る時には弱気にならない、ポジティブなマインドでプレーするように意識してます」
――注目の選手はいますか。
五十嵐「QBは#13水木亮輔(商3=千葉日大一)と#15新楽圭冬(商3=都立戸山)の2人がそれぞれ違った特徴があるので、2人とも活躍することは間違いないと思っています。レシーバーは去年に比べて層が厚いので、そこにも注目していただければなと思います」
齋藤「DB#7天野駿平(政経3=東海)DB#31大島蒼太郎(政経3=明大明治)DB#44吉田恭規(営3=佼成学園)DB#43大村徹兵(政経2=箕面自由学園)DB#39北本悠哩(政経1=佼成学園)DB#38立田優希(政経1=千葉日大一)の6人ですね」
――尊敬している先輩などはいらっしゃいますか。
齋藤「4年のDB#24鈴木雄大(政経4=東京学芸大附属)さんをすごく尊敬していますね。またDBコーチの佐藤成生さんも自分はたくさん指導していただいていてすごく尊敬しています」
――秋リーグの初戦への意気込みを教えてください。
五十嵐「オフェンスで勝ったと言える試合にしたいです。特に春から意識してきた1対1で圧倒して勝ちたいなと思っています。個人としてはロングパスをしっかり取りたいです」
齋藤「今後のリーグ戦に勢いをつけるという意味でもギリギリで勝つとかじゃなくて、次に繋がる勝ち方で勝ちたいなと思ってます。個人的な目標としては0失点で抑えることです」
――秋の目標を願いします。
五十嵐「チームとしては、厳しい戦いになるとは思いますが、まずは関東を1位で突破して全国でも勝ち上がって日本一になることが目標です。個人としては短くてもいいのでパスを取って仕事をするのがまず第一で、その上で厳しい状況でも流れを変えるられるようなプレーを起こせるようになりたいですね」
齋藤「チームとしての目標は五十嵐と同じですね。個人ではディフェンスとしてチームを負けさせないセーフティになりたいなと思っています」
ーーありがとうございました。
[羽田進清]
関連記事
RELATED ENTRIES