
(33)「成長を感じられたシーズン」佐藤大地 春シーズン総括インタビュー
春シーズンを終えた明大。大学選手権3連覇の帝京大に引き分けるも、宿敵早大に敗れ3位に終わった。しかしルーキーや初紫紺を着た選手の活躍も多く見られ、部内の競争は激しくなっており、秋に向け期待が膨らむ。そこで今回は春シーズンを終えた選手たちにインタビューを行い、春の振り返りと夏、秋に向けた意気込みを伺った。8月16日より連載していく。
第3回は佐藤大地選手(法4=国学院栃木)のインタビューをお送りします。(この取材は7月29日に行われたものです)
――春シーズンを振り返ってみていかがですか。
「やはり春の最初はまとまりもなくて、FWもそこまでスクラムとかセットプレーで目立ったプレーはなかったんですけど、試合を重ねるごとにチームのまとまりも出てきて、FWも改善するところを改善できて、自分たちの成長を感じたシーズンだったと思います」
――春シーズンの結果はいかがでしたか。
「メンバーが去年と比べてすごい入れ替わってる状況で、そこまで点差の開いた試合はなかったので、早稲田に負けたことはそこまで深くは思ってないです。まだまだ自分たちは成長できるチームだなって思ってるので、これからの試合が楽しみになってきています」
――幹部陣のケガが多かったですが影響はありましたか。
「最初引っ張っていく人がいなくなって心配はありましたけど、全員が試合になれば勝つことを目標としてるので、みんな改善点とか試合で言ってくれて、みんながリーダーシップを持ってやってるので、そこまで何かが抜けたとかはなかったです」
――春シーズンで印象に残っている試合はありますか。
「帝京大戦ですかね。今まですごい点差で負けてた相手に対して同点まで追い付くというのは、すごく自分たちの自信にもなっているので、特に印象に残っています」
――春シーズンのMVPを教えてください。
「大晟(福田・商4=中部大春日丘)ですかね。ずっと試合に出続けてタックルでもオフ・ザ・ボールでもずっと動き続けていてすごいいいプレーヤーだと思います」
――個人のプレーで良かったところと悪かったところはありますか。
「良かったところは、FW全体になっちゃうんですけどスクラムとかが徐々に改善されていったところ、全員でコミュニケーションを取るようにしてできたのがすごく良かったと思います。ラインアウトで精度を出せなかなかったのが悪かったところですね。あとは去年よりも僕のジャッカルとか、そういうオフ・ザ・ボールのところであまりいいプレーはできなかったので、これから改善していきたいです」
――寮長としてこの春のチームはいかがでしたか。
「やっぱり最初に比べてちょっとしたルールとかが守れてない人は多かったんですけど、どんどんみんな守るようになってきて、意識を高めているなっていうのは感じます」
――夏はどのようなことに取り組みたいですか。
「連戦なので多くボールをもらってキャリーをするとか、もっと力強く目立てるプレーとか自分の成長につながるようなプレーをできるように頑張りたいです」
――最後に秋の関東大学対抗戦に向けての意気込みをお願いします。
「明治らしさを出して、FWで圧倒していきたいと思います」
――ありがとうございました。
[保坂啓太郎]
◆佐藤 大地(さとう・だいち)法4、国学院栃木高、185センチ・102キロ
オフの期間にドライブに行ったそう。「群馬に滝を見に行きました。裏から見られてとてもきれいでした。近くにあった有名なもつ煮屋さんもおいしかったです」
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