(31)「チームとしてやりたいことにコミットできた」木戸大士郎主将 春シーズン総括インタビュー

2024.08.16

 春シーズンを終えた明大。大学選手権3連覇の帝京大に引き分けるも、宿敵早大に敗れ3位に終わった。しかしルーキーや初紫紺を着た選手の活躍も多く見られ、部内の競争は激しくなっており、秋に向け期待が膨らむ。そこで今回は春シーズンを終えた選手たちにインタビューを行い、春の振り返りと夏、秋に向けた意気込みを伺った。8月16日より連載していく。

 第1回は木戸大士郎主将(文4=常翔学園)のインタビューをお送りします。(この取材は8月10日に行われたものです)

――春シーズンを振り返っていかがですか。
 「春シーズンは1敗してしまったんですけどそれ以外は負けてなくて、一番入れ替わりが激しい中で、チームとしてやろうとしていることにコミットできたのはすごく良かったと思います」

――主将として初めてのシーズンを終えていかがですか。
 「キャプテンとして責任感を感じていて、プレッシャーもありました。周りに気を遣うことを意識しました」

――ケガの状態はいかがですか。
 「頸椎(けいつい)を痛めてしまってしびれていたんですけど、しびれもだいぶ取れて復帰しています」

――春シーズンで出た収穫と課題点を教えてください。
 「Aチームに絡む選手が多くなったことが収穫だと思います。課題はセットプレーの部分です」

――セットプレーをどのように強化していきたいですか。
 「今はユニットで時間をかけて練習しているので、その時間を大事にしていきたいと思います」

――早大戦は悔しい敗戦となりましたが振り返っていかがですか。
 「早稲田がチームとしてでき上がっている中で、僕たちがセットプレーで負けてしまったのでどうしようもなかったです。セットプレーでしっかりやれば、冬は勝てると思います」

――春シーズンのMVPを教えてください。
 「大晟(福田・商4=中部大春日丘)ですかね。自分がケガをしてチームを抜けてしまった後もしっかりやってくれました」

――春シーズンを通して見えてきたチームの強みを教えてください。
 「全員がアタックに参加しているので、アタックはすごく強みだと思います」

――この夏でチーム、個人で伸ばしたいポイントを教えてください。
 「今チームとして新しいことを取り入れているので、そこを伸ばしていきたいと思います。個人としては、キャリー回数を増やしたいと思っています」

――秋の対抗戦に向けて抱負をお願いします。
 「全試合勝ちたいと思います」

――ありがとうございました。

[晴山赳生]

木戸 大士郎(きど・たいしろう)文4、常翔学園高、186センチ・103キロ
山形県で行われた慶大との招待試合で試合後山形牛を贈呈された木戸選手。「(食べる時に)その場にいた4年生で食べました。いい脂がのっていておいしかったです」