
(1)パリ五輪競泳日本代表・松山陸/明大スポーツ第538号特別インタビュー
4年に一度の世界最大のスポーツの祭典・パリ五輪の開幕まで残りわずか。本記事では紙面に載せ切れなかった松山陸選手(令6商卒・現銀座千疋屋)のインタビューを掲載します。
(このインタビューは5月22日に行われました。)
――佐野秀匡監督と一緒にアメリカ行かれてみていかがでしたか。
「練習もハードで、親に思い出話をした時、1カ月もいたのにあまり観光できてないなというふうに思いましたが、ちゃんとリフレッシュもしつつ、しっかり練習も詰められたのかなと思います」
――日本代表チーム内での交流はどんな感じですか。
「キャプテンが水沼選手(尚輝・現新潟医療福祉大職)という人で。僕もA代表の方には初めて入ったのですが、代表は同じようなメンバーがそろっていて、グループだったり、仲が良かったりして。僕は新参者みたいな感じで、僕みたいに新しく入ってくる人たちはなかなか輪に入りづらいんですけど、(水沼選手は)そういうところにも気を使って、先輩なのに後輩に気を使ってくれる先輩で、すごくいい雰囲気でチームつくりもできています。この前全員で集まった際も、レクリエーションをしていたので、すごく仲の良いチームな気がします」
――チームの雰囲気はいかがですか。
「僕が初めて代表に入ったんで、普段はどういう代表なのかわからないですけど、小さい時から憧れていた選手たちがいる中に自分も入るとなると、やはり萎縮しちゃう部分もあります。ですが、すごく優しい先輩たちが多いので、楽しいチームだなと感じます」
――競泳という競技の魅力はどういうところだと思いますか。
「マニアックになってしまうかもしれないんですけど(笑)、前半型や後半型というふうにいろいろな選手がいることや、世界のトップ選手が集まって、静寂から始まるレースが魅力なのかなと思います」
――日本代表の見どころを教えてください。
「挑戦者として、トップとの差が大きい部分もあるんですけど、トップの選手に食らいついていく、勝ち気な感じに注目してほしいなという風に思います」
――代表枠に明大の先輩、松元克央選手(平31政経卒・現ミツウロコ)がいらっしゃいますが、交流はありますか。
「大先輩で、(大学時代に)重なってないですし、あまり関わりはないですけど、今回松元先輩が副キャプテンでもあって、キャプテンと副キャプテンがレクリエーションとかも考えてくれるので、すごく優しい先輩で、気にかけて、声を掛けていただいてます」
――在学中の思い出を教えてください。
「4年生の日本学生選手権で、僕らが1年生の時に優勝して以来、総合優勝することができて、監督を日本一の監督にすることができたのが大学一番の思い出かなと思います」
――オリンピックでの目標を教えてください。
「トップの選手にまだまだ力及ばない部分が多いとは思うんですけど、少しでも食らいついていって 派遣標準タイムが今回の選考会では突破できなかったんで、そこは確実に突破して未来につなげたいなと思います」
――意気込みをお願いします。
「パリオリンピックではメドレーリレーの方で決勝進出できるように頑張りたいと思っています。背泳ぎの個人タイムも残るので、そこで派遣標準タイムを突破できるように頑張りたいと思っているので、応援よろしくお願いします」
――ありがとうございました。
[中川美怜]
◆松山 陸(まつやま・りく)令6商卒、埼玉県出身。同じくパリ五輪日本代表のアーティスティックスイミングの見学に行ったそう。177センチ・65キロ
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