(71)日本選手権兼U20日本選手権事後インタビュー①/増子風希、古俣由人、原田真聡

2024.07.03

 国内屈指のレベルの高さを誇る日本選手権兼U20日本選手権。神戸毅裕(営2=明星)が男子100メートルで準決勝に進出するなど、明大勢の活躍が見られた。今回は大会を終えた選手たちの声をお届けする。

 第1回は増子風希(政経1=学法石川)、古俣由人(法1=東京学館新潟)、原田真聡(文2=東農大二)のインタビューです。

増子
U20男子1500メートル予選 2組9着 3分52秒95
U20男子800メートル予選 1組8着 1分53秒26
――レースを振り返っていかがでしたか。
 「1周目までは良かったのですが、残り300メートルあたりからスタミナが切れて、周りに抜かされるような形で悔いが残るレースでした」

――レースプランはどのようなものを考えていましたか。
 「今日まで練習がうまく積めていなかったので、レースプランはあまりなかったです。とりあえず前に付いていこうという考えでした」

――1500メートルも出場されましたが、800メートルのレースにメンタル面、身体面で影響はありましたか。
 「疲れはありました。ですが、1日に何本も走るレースは高校の時から経験しているので、 あまり影響はなかったと思います」

――両レースを踏まえ、収穫と課題を教えてください。
 「後半のスタミナ面です。もともと、今日まで練習がうまく積めていなかったので、後半離されるかなとは思っていました。結果、やはり離されてしまって。ですが、自分の今の最大限の力を発揮したつもりなので、これからうまく練習を積んで、次の大会や秋冬のレースに向けて、頑張っていきたいなと思います」

――次に出場する大会は何ですか。
 「次に出るのは明大対法大定期大会です。その大会ではしっかりと記録を残したいなと思います」

――レース後半を意識するということで、トレーニング内容も変わって走り込みなどがメインになりますか。
 「そうですね。まず距離を踏んで、後半離れないようにしていきたいなと思います」

――今後への意気込みをお願いします。
 「シーズンもだんだん終わってきて、レースが少なくなってくると思いますが、1レース1レースを大事にして、 来年に向けて頑張っていきたいと思います」

古俣由人(法1=東京学館新潟)

古俣
U20男子400メートル予選 2組7着 49秒04
――ケガ明けのレースとなりました。
 「ケガ明けだったので、まず走りきることを第一の目標にして臨みました。地元で開催される日本選手権兼U20日本選手権で、結果をなんとか残したいという気持ちはあったのですが、それを抑えて走りきれたのは良かったと思います。結果は二の次と考えていました」

――記録よりも走りきることを目標に掲げていたということですか。
 「結果をどうこう考える以前に、まず400メートルを走り切れない限りいいタイムは狙えないです。走り切れたことは良かったので、ここから練習を積んで頑張ります」

――ケガは順調に回復していると思われますか。
 「ケガ明けにしては足も動いていた方であったので、順調だと思います。トレーナーさんにも『順調に回復している』と言われました。日本学生対校選手権の標準を切ることや4×400メートルRが今後あるので、1年目はそこに焦点を当てていこうと思います」

――今回の会場は地元ということで、今までに走ったことはありましたか。
 「大会で走ったのは3戦目です。改修工事が重なってしまい高校時代はあまり走れませんでしたが、練習場所として日頃から利用していたので、慣れている環境で走れたとは思います」

――今後に向けて伸ばしていきたい部分について教えてください。
 「大学に入ってスピード練習をしていたらケガをしてしまったので、最後まで走り切れる力が自分にはなかったと感じました。スピードを再強化していくのと同時に、400メートルを走りきれる持久力、筋持久力を上げればもっといい走りができてタイムを伸ばせると思うので、そこに焦点を当てて頑張っていきます」

――ありがとうございました。

原田真聡(文2=東農大二)

原田
男子400メートル予選 3組5着 47秒01
――レースを振り返って感想を教えてください。
 「タイムがあまりにもひどかったので、もう少し頑張れたかなと思います」

――結果は47秒01でしたが、目標としていたタイムはありますか。
 「調子自体は良かったので自己ベストは最低限出して、45秒を狙いたいなと思ったのですが、うまく後半で乗り切れなかったと思います」

――前半に突っ込みすぎて後半でスピードに乗り切れなかったのでしょうか。
 「前半はある程度スピードにうまく乗れて、後半につなげられるような走りができていたのですが、後半は思った以上に動けませんでした。そこは改善したいです」

――動けなかった理由は何が考えられますか。
 「4月に入ってから調子を落としていて、うまく走り込みをできていなかったのが良くなかったと思います」

――群馬県選手権で200メートルに出場された意図を教えてください。
 「日本選手権の3週間前になったので、走り込みを意識して200メートルをある程度のスピードを持って3本走りました」

――今回は一般での出場でしたが、U20日本選手権で出場した前回との違いは感じましたか。
 「周りの人は400mを何本も経験してる人たちなので余裕を持って大会に臨んでいたのですが、自分はこのような大きな大会は初めてだったので雰囲気にのまれてしまったなと思います」

――今後に向けての意気込みを教えてください。
 「今回の反省を生かして、次の大会で45秒台を出したいと思います」

――ありがとうございました。

[松原輝、春田麻衣]