
(26)「アミノバイタル®」カップ 決勝 対日大戦試合後コメント
栗田大輔監督
――対戦相手の日大はいかがでしたか。
「かなりボールを動かしてくるチームですけど、人は動いても結局スペースは変わらないのでそこは割り切っていました。ボールを奪う、ゴールを守るという二つが守備にあると思いますが、そこのジャッジをしっかりと見極めるようにというのは、もうこの大会ずっとSBも含めて言っていました」
――主将の中村草太(政経4=前橋育英)はどのように評価していますか。
「本当に草太は相手に与えるインパクトが全く違うので、彼がいるといないとでは点を取る、取らないは別にして、やはり相手は嫌がるでしょうし、 彼が背後を消すから熊取谷(一星・政経4=浜松開誠館)も生きてくると思います。あとはもう本当に飛び抜けた存在になれるか、なれないかだけです」
――日本一を目指す上でどのようなことが重要だとお考えですか。
「やはりトーナメントなのでしっかりと良い守備から良い攻撃に入って明治の良さを出すということだと思います。あとはやはりケガをしないことだと思います」
中村
――今日の試合を振り返っていかがですか。
「総じて自分たちが90分通して納得できたかというと納得はしてないのですが、本当にチームとしてよく頑張ったというか、もうその一言と思います。あと勝ちたいという気持ちが本当に全員一人一人プレーにも出ていたと思うので。自分たちが思い描いている理想的な展開ではなかったですが、成長できた一戦かなと思っています」
――過密日程で行われた今大会でしたが、その点についてはいかがですか。
「もちろん過密日程で、チーム全員で勝っていくというのは、一つチーム力の向上にもつながりますし、やはり誰が出ても同じサッカーを体現できるというところが、本当に明治のいいところでもあります。短期決戦の中で、本当に一人一人が表現してくれたなと思うので、そこは素直にうれしいです」
――主将として改めて優勝した今の気持ちをお聞かせください。
「自分がキャプテンをして、チームのために何かやったかとかチームに対してということを日々考えている中で、自分が本当にキャプテンでいいのかとか不安に思うところもありながら、関東チャンピオンですけど一つタイトル獲得できたというところは、まずはほっとする部分もあります。あと4年生として、何かを後輩たちに残せたというのもそうですし。やはり本当にそこが大きいのかなと思います」
内田陽介(政経4=青森山田)
――日大の印象はいかがでしたか。
「ビルドアップで後ろからつないできてGKも前に出てきたり、マークも剥がされて空いたスペースを使うのがうまいチームというのは元々分かっていたので、そこへの意識というのは高めていました。そこでもっと明治らしく試合を明治色にしてやろうというプレッシングで前半やって、最初の方は本当にうまくはまったので良かったです」
――大会を通してどのようなことを意識していましたか。
「トーナメントの初戦の怖さというのは、去年(のアミノバイタルカップ)も一昨年のインカレで仙台大に負けたときも感じているので、初戦から勝って波に乗っていくというのは本当に一つの方法だと思っています。まずは相手がどうこうというよりも明治のサッカーをやって初戦を勝ちきれて、そこから優勝につながったので本当に良かったです」
――これから後輩にどのような姿を見せていきたいですか。
「明治の2番のSBは伝統あって、本当にすごい方々が着けてきたもので、(その方々と)肩を並べられるようなプレーだったり、リーダーシップだったり、私生活とかで後輩に表現していきたいです」
藤森颯太(政経3=青森山田)
――ご自身の2得点を振り返っていかがですか。
「やはり日頃から栗田さんやスタッフからファーストタッチを動かすことだったり、味方に出しているから自分が出ていくというところを、口酸っぱく言われ続けてきて、それが本当に詰まったのが1点目だったと思います。自分の運動量の部分だったり、背後へのアクション、自分の強みを出すというのを栗田さんからは一番指摘されていて、それを本当に実直に行ったプレーが2点目でしたし、本当にスタッフ陣の指摘というのはヒントがあったり、自分に対して足りないものを言ってくれるので、そういうものを自分の中で落とし込んで、プレーにつなげるということがそれが本当に大事だというのを感じられた2得点になりました」
――今季は4冠が目標になってくると思いますがいかがですか。
「確かに全てのタイトルを取るというのがもちろんなのですが、まずは一つ一つの目の前の試合だったり一日一日のトレーニングに全力を注いで、試合に出続けることや結果を残し続けることがを個人(の目標)としてあります。チームとしても明治や仲間のためにというのをモットーにやっていきたいなというのがあります」
――今後に向けて意気込みをお願いします。
「自分としてもこれからが本当の勝負と思っていますし、3年目は本当に大事なシーズンになると思うので、無駄にすることなく、今もメンバーと切磋琢磨(せっさたくま)していますけど、そういうのを本当に大事にしながら、上を目指してやっていければと思います」
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