(69)全日本予選事後インタビュー⑦/吉川響

2024.06.30

 2年ぶりの伊勢路を目指し挑んだ全日本大学駅伝予選会(全日本予選)。1、2組で見せ場を作るも、後半組は失速。徐々に順位を落とし、惜しくも16秒差で予選通過を逃した。僅差での敗戦に何を思うのか。今回は激戦を終えた選手たちの声をお届けする。

 第7回は吉川響(文3=世羅)のインタビューです。(この取材は6月25日にオンラインで行われたものです)

――当日のコンディションはいかがでしたか。
 「コンディションはすごくいい状態で当日を迎えることができました」

――天候などはどうでしたか。
 「雨が結構降るんじゃないかなと思っていましたが、自分たちが走る時は雨は止んでいました。少し湿度が残っていて、気温は少し暖かいなという感覚はありました」

――レース直前はどのようなことを考えていましたか。
 「自分は最終組で走ることになったので、自己ベストを絶対に出したいという思いがずっとありました」

――ご自身のレースを振り返っていかがですか。
 「最後、自分たちの組が始まる前の明大の順位が7位で、ボーダー争いでした。自分たちが絶対にそれを死守しないといけないレースだったのですが、結果的には自分の走りで順位を下げてしまって、本戦にも行けなくなってしまったので、本当に悔しいです」

――走る上で意識していたことはありますか。
 「最終組はハイペースになるだろうと予想はしていたので、先頭集団に付いていこうという意識はありました」

――見つかった課題点などはありますか。
 「本当はもっと前の集団の前方に行ってレースを進めたかったのですが、スタートから前に行くことができなくて、結局そのまま集団から離されてしまいました。前で勝負しないといけないなというのが今回の課題だと思います」

――今後課題に向けて取り組んでいきたいことはありますか。
 「自分は今回集団から離されてしまって粘り強さがまだ足りないと思ったので、しっかり練習をちゃんとこなしていきたいです。あと自分はあまり普段の練習で集団を引っ張る回数が多くないので、そういうところでもチームを引っ張ったりしていかないといけないなと思います」

――惜しくも予選敗退となってしまいましたが、現在のチーム状況はどのように捉えていますか。
 「走ったメンバー以外もすごく悔しいと言っていたのですが、僕たちのチームで次にある一番の大きな大会と言ったら箱根駅伝予選会(予選会)で、そこは絶対に通らないといけない試合の一つだと思っています。ここから合宿に入って予選会に向けてしっかりチームでやっていこうと監督からも言われましたし、自分たちはそこに向かってやっていこうと思います」

――今後出場される予定のレースなどはありますか。
 「一応ホクレン・ディスタンスチャレンジや明大対法大定期大会の試合に出る予定にはなっています」

――最後に今後の意気込みをお願いします。
 「予選敗退はしてしまいましたが、そこでくよくよせずにしっかり前を向いてすぐに切り替えて、次は予選会が秋にあるので、そこに向けてしっかり準備をしていきたいなと思います」

――ありがとうございました。

[加藤菜々香]