
(30)15人制日本代表トレーニングスコッド 田島貫太郎「通用する部分も見つけることができた」
5月20日から29日まで行われた15人制日本代表トレーニングスコッド菅平合宿に、明大から秋濱悠太(商4=桐蔭学園)、田島貫太郎(政経4=東福岡)が招集された。リーグワンの選手も多く名を連ねたハイレベルな合宿で2人は何を学び、何を体得したのか。ここでは代表合宿を終えた2人に直接お話をうかがいました。第2回は田島貫選手のインタビューをお送りします。(この取材は6月17日に行われたものです)
――プロの選手がたくさんいる中で、どのような気持ちで練習に臨みましたか。
「やれることを見つけていました。僕が得意なプレーがラインアウトなので、そこでは負けないようにしようと思って頑張りました」
――どのような部分が買われて選出されたとご自身では考えていますか。
「身長が他の選手に比べると日本人の中では高いと思いますし『将来を見据えてかな』って言われました」
――練習に参加して、ハードだと感じたところを教えてください。
「みなさんプロなので、ついていくことだけで精一杯でした。この選手がすごいというよりもみなさん本当にすごくて。とにかくついていこうとしていました」
――菅平合宿で一番成長できたと感じた部分を教えてください。
「例えばストレッチみたいな練習前の準備、練習前の意識が変わったかなと感じます。睡眠やリカバリー含めて、練習ではない部分の準備をしっかりしないといいプレーができないので、そういった部分を今回学びました」
――『超速ラグビー』を実際に体感してみていかがでしたか。
「速い。とにかく何もかもが全部速かったですね」
――FWのスピード感も普段とは違いましたか。
「BKのハイスピードな動きについていってFWもいろいろなプレーをしなければいけなかったので、ラインアウトやスクラムもすぐにセットしてっていう部分ではやっぱり速かったです」
――普段の明治の練習と異なる部分が多かったと思います。特にギャップを感じた点を教えてください。
「コミュニケーション能力です。例えばスタンドオフが結構自分から発言をしてくれて、それもわかりやすいし理解がしやすかったですね。あとはやっぱりコンタクトレベルです。本当についてくのに必死だったんだなって思います(笑)」
――菅平合宿を通して見つけた課題はありますか。
「まずはフィジカルですね。体重がもっと必要だなって感じました。ここを突破できればもっと強くなっていけると思います」
――菅平合宿を経て、今後明大で生かしていきたい部分はありますか。
「合宿を通して一番自信がついたのはラインアウトで、ラインアウトに関しては通用するなって感じることができました。明治は春季大会の帝京戦や東海戦で結構ミスをしてしまっているので、修正が必要な部分はたくさんあると思いますけど、ラインアウトでは自信がついた点を生かせたらなと思います」
――ありがとうございました。
[成田美彩子]
◆田島 貫太郎(たじま・かんたろう)政経4、東福岡校、197センチ・100キロ
合宿ではオフの日に選手の皆さんでゴルフをしたそう!
「みんなとワイワイ楽しかったです。外国人選手がみんなうまかったですね」
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