
(26)KICKOFF ROOKIES~ルーキー特集2024~ 宮﨑和史「明治のために何ができるか、常に考えていきたい」
22人のルーキーが、新しく紫紺の戦士として加わった。頂き目指す明大の羽になれ。彼らのフレッシュなプレーが、日本一『奪還』の後押しとなるだろう。本企画では彼らに電話取材を行い、高校時代や4年間の目標を伺った。6月1日より連日連載していく。(※写真は本人提供です)
第19回は宮﨑和史(情コミ1=石見智翠館)のインタビューをお送りします。(この取材は5月18日に行われたものです)
――明大に進学を決めた理由を教えてください。
「昔から強かったことももちろんですけど、僕のスクールに高橋汰地さん(平31卒・現トヨタヴェルブリッツ)がいらっしゃって、汰地さんのご両親にラグビーに誘っていただきました。高校も汰地さんと同じ常翔学園から明大に進学しようとも考えたんですけど、進学が石見智翠館は結構良くて。明大に進学している選手も多かったので、大学でこそ優勝したいという思いも強く、石見智翠館から明大に進学を決めました」
――入学前、明大ラグビー部にはどのような印象を抱いていましたか。
「選ばれしもの、ですかね。何人も入学できるわけではないですし。とても皆さんうまいし強くて速いし。そんなイメージで入ってきました。実際に入ってみて、いい人しかいないし優しく教えてくれる方だらけで、とてもいい環境だなと思っています」
――明大のフィジカルの強さを実感した場面はありましたか。
「一人一人が先輩に限らず同期もみんな強くて、体も大学生以上のサイズで他の大学に比べて大きいなと感じます。同期戦をした時はみんなが強くてそこまで前に進まない場面でも、他と試合をするとめちゃくちゃ強いんだなって。前に進んでくれるFWの皆さんはとても頼もしいです」
――高校3年間を振り返ってみていかがですか。
「僕自身は2年生からですが、石見智翠館は3年間花園出場をしていて、でもずっとベスト16を乗り越えられなくて。僕の代でそこを乗り越えたかったんですけど、やはり壁は高かったですね」
――主将としてはどのようなことを意識されていましたか。
「3年生の時に明大の練習に参加して、実際に寮に泊まらせていただいたことがありました。その時に廣瀬雄也(令6卒・現クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)さんがすごくリーダーシップがあって、掃除を自主的にやったり呼びかけをしたりしていて、そういったところを見習うようになりました」
――高校3年間で一番印象に残っている試合を教えてください。
「一番最後の花園かな。超えられなかった壁を絶対に超えられると思っていました。大阪桐蔭が強いことはもちろんわかっていましたけど、練習試合も何回もしていて、お互い手の内を明かしている相手だったので、負けたくない気持ちが一番強い試合でした」
――ご自身の強みを教えてください。
「一番好きなプレーはボールキャリーなので、今後そこを強みにしていけたらと思っています。またタックルがあまりできていないので、強化してタックルでもチームに貢献していきたいと思っています」
――ライバルはいらっしゃいますか。
「ポジションが同じ同級生の白井瑛人(商1=桐蔭学園)ですね」
――先輩や活躍している同期のプレーから学ぶ部分はどういったところでしょうか。
「僕はまだラインが浅くて相手に触れないってことがあるんですけど、先輩や瑛人はプレーに余裕があって、あまり焦らずにプレーできているところが学べるところです」
――この一年間で達成したいことを教えてください。
「チームでも言ってはいるんですけど『for MEIJI』。明治のために自分には何ができるか、自分がどれだけ体を張って尽くすことができるか。『奪還』というスローガンのためにどれだけプレーできるのか。ここを今年の目標として掲げていきます」
――ありがとうございました。
[成田美彩子]
◆宮﨑 和史(みやざき・かずし)情コミ1、石見智翠館、180センチ・88キロ
大学で第二外国語には中国語を選択した宮﨑選手。「ちょっとわからないですね(笑)。レポートにも追い込まれてダルいです」。期末まであと少し、応援しています!!
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