
(53)全日本大学駅伝予選会事前インタビュー⑤/吉川響
昨年度、惜しくも本戦出場を逃した全日本大学駅伝(全日本)。その悔しさを糧に鍛錬を重ねてきた紫紺の戦士たちが、今年度こそ出場権を勝ち取るために予選会に挑む。本記事ではリベンジに燃える選手たちの声をお届けする。
第5回は吉川響(文3=世羅)のインタビューです(この取材は6月17日にオンラインで行われたものです)。
――個人としての予選会での目標を教えてください。
「エントリーメンバーに入ることができたので、本番ではいい走りをしてチームに貢献し、本戦の出場権を獲得することです。また自分はまだ1万メートルの自己ベストがそこまでいいタイムを持っていないので、この予選会でしっかり自己ベストも狙っていければなと思っています」
――この大会に向けて努力してきたことは何ですか。
「関東インカレ(関東学生陸上競技対校選手権大会)の後、今回の予選会までの間は調子を落とさないように、練習を継続してできるようにというのを意識していました」
――ハーフマラソンで出場した関東インカレと、今回1万メートルで競う予選会のレースの違いというのはどのように感じていますか。
「今回の予選会の方がきっと関東インカレのハーフよりハイペースのレース展開になると思うので、その部分です」
――国士大競技会に出場されていましたが、その時の感触を教えてください。
「練習の一環としてチーム全員が出場したのですが、設定のペースよりも結構速いタイムでゴールすることができました。走った後でもまだ余裕が残っていたので、いい収穫のレースだったと思います」
――明大としての予選会の目標は何ですか。
「長距離ブロックの最終目標は箱根駅伝でシード権を獲得することではあるのですが、だからと言って全日本もおろそかにはできないので。今回も絶対に勝って(予選を)通らなければいけない重要な大会だと感じています」
――予選会に向けた選手間のコミュニケーションはどのように取っていますか。
「コミュニケーションは常にエントリーされたメンバーで取っています。事前に監督から何組目になる可能性があるという話をされたりはしているので、みんなで実際にミーティングをし、対策など話し合いを行っています」
――チームとして予選を通過するためにカギとなるのはどのようなものだと考えていらっしゃいますか。
「誰か1人でも途中棄権してしまったら、その場でそのチームが失格になってしまうハードなルールでの大会となるので、走るメンバーは誰1人として絶対に落とさないというのがすごく重要になってくるかなと思います」
――今回のレースプランはどのようなものを想定していますか。
「関東インカレの際、集団の前の方でレースを進めることができたというのは自分の中でも大きな収穫だったので、今回の予選会も前の集団でレースを進めて、そこでしっかり粘っていこうと考えています」
――今年の暑さの印象はどうですか。
「4月、5月の時点からかなり気温が高くなってきているなというのをすごく感じています。予選会の日も気温が高くなるのかなと考えているので、暑さ対策をしっかりする必要があると思っています」
――昨年度は3組目で走られていましたが、この予選会の印象はどのようなものを持っていらっしゃいますか。
「記録会ではないので、ペースの上げ下げが大きい大会だと思います。それに揺さぶられないことが重要なのかなと昨年度走ってみて感じました」
――意気込みをお願いします。
「確実に予選を通過して本戦の出場権を獲得するのが目標です。個人としては自己ベストを更新できるように頑張っていきたいなと思っています」
――ありがとうございました。
[安田賢司]
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