(51)全日本予選事前インタビュー③/綾一輝

2024.06.19

 昨年度、惜しくも本戦出場を逃した全日本大学駅伝(全日本)。その悔しさを糧に鍛錬を重ねてきた紫紺の戦士たちが、今年度こそ出場権を勝ち取るために予選会に挑む。本記事ではリベンジに燃える選手たちの声をお届けする。 

 第3回は綾一輝(理工2=八千代松陰)のインタビューです。(この取材は6月18日にオンラインで行われたものです) 

――箱根駅伝から5月下旬までレースへの出場がありませんでしたが、その期間はいかがでしたか。
 「3月の初めに疲労骨折をしてしまいその影響でレースに出られなくて、その期間は治療に充てていました。ようやくポイント練習ができたのも5月に入ってからで、今回の全日本大学駅伝予選会(全日本予選)もぎりぎり間に合ったという感じです」

――復帰レースとなった世田谷記録会はいかがでしたか。
 「練習の一環で調整なしで出たのですが、ポイント練習も2、3週間ぐらいしかしていない中では悪くない出来だったかなと思います」

――現在の調子を教えてください。
 「良いかと言われると少し微妙かなというのが正直なところです。でもチームに貢献したいという気持ちはあるので、自分の出せる力は最大限出していきたいです」

――昨年度は4組を走られましたが、全日本予選への印象はありますか
 「全日本予選にしか感じられない独特の雰囲気というか緊張感は今でも覚えています。本当にプレッシャーは大きかったなと思います」

――走りたい組はありますか。
 「特に希望はなくて、指示された組でいかに戦えるかというのは意識しています」

――予選を通過するためのカギは何になりますか。
 「いかに4組目の選手を楽にさせてあげるかというところが重要かなと思っています。前半の組でタイムを稼いで、より後半の組の人たちを楽にできるかというのが、今チームに求められている一番大事なところではないかなと思います」

――2年ぶりの伊勢路に向けて、意気込みをお願いします。
 「昨年度の悔しさを晴らすのはこのレースしかないと思っているので、2年ぶりの出場に貢献できるように頑張りたいです」

――ありがとうございました。

[橋場涼斗]