(50)全日本予選事前インタビュー②/成合洸琉

2024.06.19

 昨年度、惜しくも本戦出場を逃した全日本大学駅伝(全日本)。その悔しさを糧に鍛錬を重ねてきた紫紺の戦士たちが、今年度こそ出場権を勝ち取るために予選会に挑む。本記事ではリベンジに燃える選手たちの声をお届けする。

 回は成合洸琉(情コミ1=宮崎日大)のインタビューです。(この取材は6月16日にオンラインで行われたものです)

――個人の目標をお願いします。 
 「他の選手に余裕を持たせられるように、少しでもタイムを稼ぎたいです。そして、周りの大学との差を離してレースを終わらせたいです」 

――全日本予選の位置付けについて教えてください。 
 「箱根に向けて、周りの大学とどれだけ戦えるのかを確かめるいい機会になると思います。ここでいい走りをして、箱根へ流れを持っていきたいです」 

――全日本予選に向けて、意識して取り組んできたことはありますか。 
 「1万メートルは大会で1度しか走ったことがなく普段よりも走る距離が伸びるので、ロングジョグを多めに入れて最後まで走り切れる足をつくってきました」 

――1万メートルのイメージを教えてください。 
 「5000メートルや3000メートルと比べ、1万メートルは選手がけん制し合って序盤のタイムが遅くなりがちです。余裕を持って終盤を迎えるので、ラスト3000メートルぐらいからが勝負になると思います」 

――レースプランについては考えていますか。 
 「積極的に勝負を仕掛けていきたいです。ショートスパートが苦手なので、残り3000メートルのところからロングスパートをかけたいです」 

――楽しみながら走ることを意識されていると伺いました。 
 「はい。全日本予選も楽しみながら走りたいです。選手8人全員がしっかりと走らなければいけないというプレッシャーがあって常に崖っぷちなので、それがわくわくするというか楽しいですね」 

――最後に意気込みをお願いします。 
 「結果を出して、何の取り柄もない自分を育ててくれた監督や今まで育ててくれた親にとって、自慢できる教え子や息子になれるように頑張りたいです。周りを魅せる走り、周りから尊敬されるような走りをすることが目標ですね」 

――ありがとうございました。 

[武田隼輔]