(12)KICKOFF ROOKIES~ルーキー特集2024~ 倉掛太雅「1年目から試合メンバーに」

2024.06.05

22人のルーキーが、新しく紫紺の戦士として加わった。頂き目指す明大の羽になれ。彼らのフレッシュなプレーが、日本一『奪還』の後押しとなるだろう。本企画では彼らに電話取材を行い、高校時代や4年間の目標を伺った。6月1日より連日連載していく。(※写真は本人提供です)

第5回は倉掛太雅(政経1=東福岡)のインタビューをお送りします。(この取材は5月20日に行われたものです)

——明大への進学の決め手を教えてください。
 「優勝できるような高いレベルでラグビーがしたいと思い、そう考えたときに明大かなと思い入りました」

——実際に明大に入ってみていかがですか。
 「今はケガをしていて練習に参加できていないですが、高校と大学のレベルの違いを感じています」

——寮生活はいかがですか。
 「最初は慣れなかったですが、同級生と仲良くして、先輩にも優しくしていただいて楽しめています」

——同級生や先輩とはどのようなことを話すことが多いですか。
 「学校で起きた出来事など、日常的な会話とかですかね」

——平翔太(商3=東福岡)選手、大川虎拓郎(法2=東福岡)選手、藤井達哉(政経2=東福岡)選手は東福岡高の先輩ですが、入学してから何かお話されましたか。
 「平翔太さんは中学のラグビースクールと高校も一緒だったのですが、ちょっと話す機会がなかったのですが、今は寮の部屋が一緒でちょっと話せています。虎拓郎さんと達哉さんも高校の時よりかはコミュニケーションを取れているかなと思います」

——高校時代に大変だったこと、思い出に残っていることを教えてください。
 「練習や試合でミスをしたときに監督や講師に叱られることがたくさんあったんですけど、そこで諦めずに努力して3年時にレギュラーの座をつかみ取れたので、努力は実ったのかなと思います」

——今年の1月に行われた花園(全国高校大会)決勝について教えてください。
 「高校3年間、全国制覇という目標を掲げて、その一歩手前で自分が前半に足をケガしてしまって、痛みをこらえていたのですが後半に途中交代して、最後まで試合に出られなかった悔しさと3点差で負けてしまったという悔しさが、今でも心に残っています」

——相撲からの転身でラグビーを始めたとお聞きしましたが、いつ頃から、なぜラグビーをプレーし始めたのか教えてください。
 「本格的にはやっていなかったのですが、小学4年生ぐらいで市の相撲大会に出たときにラグビーを習っている人に負けてしまって、それが悔しくてラグビーを始めました。次は絶対に勝ってやろうと思っていたのですが、その人はニュージーランドに行ってしまっていました。今年の初めに、彼がU―20の候補にも一時期入っていてポジションも同じなので、自分の中では彼をライバルだと思っています」

——ご自身の得意なプレー、強みを教えてください。
 「自分の得意なプレーは身長を生かしたラインアウトの攻防と試合中にハードワークをすることです」

——これから鍛えたい、向上したいポイントなどはありますか。
 「1年目からひたむきに努力していって試合メンバーに絡めるように、まずはケガを治して頑張りたいです」

——今年度の目標をお願いします。
 「現状に満足することなく1年目から試合メンバーに絡めるように、大学レベルのフィジカルがまずないと思うのでウエートトレーニングを日々怠ることなくフィジカル強化していきたいと思います」

——ありがとうございました。

[佐藤比呂]

◆倉掛 太雅(くらかけ・たいが)政経1、東福岡高、190センチ・95キロ
散歩やサイクリングが好きな倉掛選手。「この前は自転車で寮から東京タワーまで行きました」。流石はラグビープレイヤー。無尽蔵のスタミナです。