(45)関東インカレ事後インタビュー⑩/太田瑞渉、平岡佳樹、川津靖生、鷹羽柊弥

2024.05.31

 例年以上にハイレベルな争いとなった関東学生対校選手権(関東インカレ)。それでも、短・長・歩それぞれが奮闘し見事1部残留を果たす。主将の村越優汰(文4=横浜)を中心にブロックの垣根を越え仲間を応援するその姿はまさに「OneTeam」を体現していた。今回は戦いを終えた選手たちの声をお届けする。

 第10回は太田瑞渉(理工1=成田)、平岡佳樹(営1=明大八王子)、川津靖生(法2=明星)、鷹羽柊弥(法3=盛岡第四)のインタビューです。(この取材は5月19日、5月20日、5月22日にオンラインで行われたものです)

太田
男子1部4×400メートルR予選1組6着 3分10秒23
――4×400メートルRで2走目を走りました。
 「久しぶりに走ったこともあって、3走にいい形で持っていくことができず、力不足を感じました。ですが、チームとして1部残留できて、とても良かったです」

――初の関東インカレはいかがでしたか。 
 「高校でも大きな大会に出場していたこともあって、空気感には慣れていたので、リラックスして走ることができました」

――リレーメンバーの雰囲気はいかがでしたか。
 「試合前も仲が良く、いい雰囲気でレースに臨むことができました」

――日本学生対校選手権(日本インカレ)の標準タイムを切りました。
 「今回は悔しい結果でしたが、日本インカレでリベンジする機会が与えられたので、うれしかったです」

――次の大会は何でしょうか。
 「U20日本選手権の200メートルの予定です。決勝に進めるよう頑張ります」

――ありがとうございました。

平岡佳樹(営1=明大八王子)

平岡佳樹
男子1部4×400メートル予選1組6着 3分10秒23 
――関東インカレの雰囲気はいかがでしたか。
 「いろいろな大学が得点を競ったり、応援もすごく盛り上がっていて、今まで走ったことないような雰囲気の中で本当に走れて良かったなって思っています」

――レースの振り返りをお願いします。
 「最初は離されないことを意識して、できるだけ付いていこうと思っていました。コーナー抜けて300メートル過ぎてからが勝負だと言われていたので、そこまでしっかり付いていって最後仕掛けられればなって思っていたのですが、ちょっと力不足で思うような走りはできなかったです」

――今回の結果はどのように受け止めていますか。
 「あともうほんの数秒で決勝に行けたところだったので、自分の力不足だったなと思います」

――課題点を教えてください。
 「スピード不足もそうですし、最後まで体力が持たなかったので、走り込みが足りてないなというのもありました。今後の練習で生かせるようなことは多かったなと思います」

――印象に残った選手はいらっしゃいますか。
 「正直自分のことで精一杯だったのですが、やはり2走を走った太田がすごかったので意識して走った面はあります」

――ありがとうございました。

川津靖生(法2=明星)

川津
男子1部4×100メートルR決勝7位 40秒46
――今回4×100メートルR(4継)決勝に出場された理由を教えてください。
 「チームの事情によって、当日いきなり変更になりました」

――事前インタビューでおっしゃっていたケガの具合はいかがですか。
 「ケガの具合からいうと、もう出力も出せるようになってきています。距離も短い距離ぐらいだったら、出力をぱっと出せるぐらいにはなってきていると思います。練習の時点では出力を出すということはしてこなかったので、当日急に出力を出すことになり少し怖い部分はありましたが、ケガなく終われたので良かったと思います」

――当日変更になり、他の4継メンバーと呼吸を合わせるという部分で影響はありましたか。
 「関東インカレの1ヵ月前ぐらいにケガをして、そこからリハビリを繰り返していたのでバトン練習やスピード練習はほぼできていませんでした。バトンはかなり不安な部分はありましたが、2走の神戸(毅裕・営2=明星学園)とは高校からよくバトン練習をしていました。そこはお互い大丈夫かなという気持ちではありました」

――レースを振り返っていかがでしたか。
 「結果だけ見ればあまりいいとは言えないですが、ゴールまでの過程やバトンパスはかなりうまくいっていました。さらにうまくいっていれば、やはり3位以内を狙えたのかもしれないとは思います。しかし結果は結果なので、日本インカレに向けて、またみんなで頑張っていければいいなと思います」

――今後の意気込みや目標をお願いします。
 「これからもっとどんどん上げていきたいなっていうのと同時に、4継というチーム競技もどんどん上を目指していきたいです。直近の大きな大会はU20日本選手権ですが、それだけではなく日本インカレに向けていい練習を仲間たちと積んでいければいいなって思います」

――ありがとうございました。

鷹羽柊弥(法3=盛岡第四)

鷹羽
男子1部4×100メートルR決勝7位 40秒46
――レースを振り返っていかがでしたか。
 「予選ではバトンパスでのミスがなく、落ち着いて自分の走りだけに集中して走れました。でも決勝では、バトンパスがもたついたことによる焦りと、隣のレーンの走者と距離が近かったため、順位を上げようとがむしゃらに走ってしまいました。その結果肉離れしてしまい、まだ決勝の舞台で勝負できる器ではないのだと感じました。また、ファンの方やチームの期待に応えきれず悔しい思いをしました」

――ケガの状態はいかがですか。
 「病院で診断していただいて、リハビリの先生によると、復帰目処は8月ぐらいです。8月から走り始めようかと言われて、6月、7月は リハビリのトレーニング期間になります」

――リハビリ期間中に改善点に向けて取り組んでいきたいことはありますか。
 「反り腰なので、反っている分ハムストリングへの負担が深いと分かったので、反り腰にお尻に力を入れられるようなトレーニングをこれからしていこうと思っています」

――レースでの良かった点と悪かった点を教えてください。
 「良かった点は、予選で会場の雰囲気に飲まれずに自分の走りを忠実に再現できたところが良かったです。悪かった点はチームや明大のファンの方の期待に応えようと思って順位を上げようと必死に走ってしまった点は悪かったところで、冷静に走れていなかったところがあると思います」

――復帰された後はどの大会を目標に取り組んでいきたいですか。
 「日本インカレに出場したいのですが、まだ標準が切れていないので、復帰予定より早く治すことを目標にしたいです。関東インカレでは200メートルで勝負できなかったので、日本インカレでリベンジをしたいなと思っています」

――最後に今後の意気込みをお願いします。
 「200メートルで20秒台を出すことと100メートルで10秒5を切ることです」

――ありがとうございました。

[石井遥、原田青空、加藤菜々香、熊谷実夏]