(18)天皇杯全日本選手権 1回戦 対筑波大戦試合後のコメント

2024.05.27

栗田大輔監督
――この試合の総括をお願いします。
 「アマチュアとプロが対戦できる大会ということで、チーム自体はすごく気持ちも入っていたし気合も入っていましたが、今日は筑波大が純粋に勝利に対してトライしていたのではないかなと思います。本来の明治のサッカーや本来の力に、どこか違うハプニングが働いた。例えばリーグ戦(関東大学1部リーグ戦)で勝っているという過信かもしれないし。そういったものがあったなかで、前半の入りのサッカーが非常に悪すぎた。後半は多少立て直ってきましたが、やはりあのペースは筑波のペースだなというふうに思いました」

――この敗戦を経て今後はどのようなチームづくりをしていきたいですか。
 「筑波大は今日はものすごく素晴らしいサッカーをやっていて、もちろん勝負事でやはり勝った方が強いわけなので。良いときもあれば、こういう失敗を繰り返しながらもまだ1年残っている。チームは生き物ですからそこをしっかりと受け止める。大事なことは右肩上がりでしっかり修正しながらチームが良くなることと、選手が何かの気づきに変えて成長すること。また前に出てしっかりとやっていくことが大事じゃないのかなと思います」

中村草太主将(政経4=前橋育英)
――個人としてのプレーを振り返っていかがですか。
 「個人もそうですが、チームとして矢印がそろっていなかったなという印象があります。もちろん守備の時間帯が多くなることも予想していましたし、逆に自分たちがボールを持つ時間も予想していたのですが、悪い時間帯だったり自分たちがうまくいかなかったときにどうするかが課題でもありましたし、今日の敗因でもあったのかなと思っています」

――今後のリーグ戦に向けての意気込みをお願いします。
 「チームは生き物なので、やはり悪い敗戦が続くとそのまま崩れ落ちてくチームもあるので。そこは4年生としても自分の立場としてもそうはならずにということを意識して、次の中大戦にとにかく勝つことだけを見据えてまた1週間やっていきたいなと思っています」

――サンフレッチェ広島に来季加入内定後、翌日の試合となりましたがいかがですか。
 「決まったことは素直にうれしい気持ちはありますが、特別は意識していなかったです。今はまだプロでもなくて学生ですし、明治大学の1人ですし、そこに対してなにか変な意識は自分としてはなくて、とにかくチームのためにというのを思いながらやっていました」

常盤亨太(法4=FC東京U―18)
――試合にはどのような気持ちで臨みましたか。
 「先を見ずに一戦一戦ということでこの筑波大戦に懸けていましたし、自分としてもチームとしてもこの試合にとにかく懸けようという思いで臨みました。その中で去年の4年生への感謝だったり、試合に出られなくて応援に来てくれた仲間への思いをしっかり背負って戦おうという大会でした」

――前半と後半をそれぞれ振り返ってみていかがですか。
 「前半はコンパクトでハイプレスがまずかけられなかった。相手にペースを握られていましたし、そこを変えられなかった。前半とハーフタイムを挟んで、後半はもう1回矢印をそろえて全員の頭をそろえました。その中で得点チャンスもありましたが、やはり(点を)取ることができなくて。セットプレーもわかっていたなかで取られてしまったので、自分たちの弱さが出たなというふうに思います」

熊取谷一星(政経4=浜松開誠館)
――前半にあまり攻撃がつながらなかった原因はございますか。
 「まず守備の部分で相手がボールを動かしてくるのに対して、自分たちが少し間延びしてしまったので、奪ったあとのボールとかは少し距離が遠くなってしまって、なかなかいい距離感でサッカーができなかったっていうことと、攻撃では背後の動きが少なかったなというふうに思います」

――ゴールに向かうプレーを今試合でも意識していたと思います。
 「1つ後悔があるとすれば、パスを選択すればよかった部分もあったと思います。1本目のシュートのところで横に出せばよかったなというふうには思いますし、やはりそこの判断は自分自身の課題というか、もったいないなというにふうに思いました」

――今後、個人としてはどのようなプレーをしていきたいですか。
 「個人としては(相手にとって)怖いプレーをすることはもちろんで、自分が決めるのはもう当たり前なのですが、やはりその中で最善の選択、最善の判断をできるようにしていきたいなと思います」